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隣の芝生は青く見える2025.04.27
こんにちは。矢野です。
先にお知らせ。
夏限定メニューがスタートしています。
ダルメシアンコーヒー(飲むコーヒーゼリー)
アフォガート
極みコーヒー牛乳
去年も大人気だった夏季限定メニューたち。
早くも販売スタートしてますのでぜひこのちょっと暑くなってきたこの季節にひんやりしにきてください。
さてGWも二日目。
今年は一般的には何連休の方が多いんでしょうか。人によっては11連休なんて声も聞いたりしますが、11連休てすごいですよね。もはや冬休みくらいありますもんね。
そんな方はどこに行くんでしょうか。確実に休み明けは5月病になること間違いなしでしょう。笑
今日はちょっと真面目な話を。
将来開業をお考えの方や内側の話に興味のある方は面白い内容かと。
昨日賀茂川店の前にフードトラックでヴィーガンハンバーガー屋さんが来ててちょっと話していたのですが、その方はお店もあってフードトラックもやっているそうですが、かなり地方への出店も多いみたいで、今回も広島から京都まで来られていました。
そうすると自ずとホテルで1泊みたいなことになるみたいですが、今ホテル代ってめちゃくちゃ高騰してるじゃないですか。京都の行楽シーズンだと普通のビジネスホテルとかでもざらに2万とか行くらしくてそうなると商売もクソもないということになって、本来人が集まりやすい行楽シーズンに出店したいところがなかなか難しい状況みたいです。
実際それで桜のシーズンの京都は断念されたみたいです。
長らく地方へのイベント出店なんてしてなかったのでなるほどな〜とおもいました。
一つの場所で店としてやっていると立地にもよると思いますが、基本的にはいい季節もあればそうじゃない季節もあってそんな中でも家賃は一緒なので1年トータルで見た時にそれがプラスになるかどうか見たいな世界だと思いますが、その点フードトラック含めイベント出店というのは人が集まるということを前提とした場所に出店していくので1日あたりの売り上げは基本的には良くなりますよね。なのでコストとの差引で見ていくわけですが、このコストには当然出店場所への移動費、宿泊費、そして何より体力的な面も考慮しなければいけないわけなので車で車中泊というわけにはいきません。
そんな中で今宿泊費が高騰しまくっていると。これはなかなか世知辛い。
やはり簡単な商売はないということを実感しますね。
隣の芝生は青く見えるとはよく言ったもので、この前自社の商品や現場を持たずに行政や民間からの委託業務でコンサルや施設の運営代行などを行なっている会社の代表をされている知り合いの方と話していました。
僕はちきりやガーデンさんとのコラボ店舗や京都橘大学での外部講師、その他たまにあるコーヒーセミナーやアントレプレナーシップ系のプログラムの講師などを除けば、基本的には自社で商品(コーヒー)を製造・販売して、さらに自社で店舗を2店舗構えています。
当然在庫や家賃、人件費、その他もろもろの諸経費や故障したりなんかあって店を開けれなくなっても家賃を払い続けないいけないリスクや、スタートの段階でわりかし大きく持ち出しでお金がかかるというコスト面の苦労があり、いわゆる所有することのリスクやコストに日々頭を悩ましています。
そんな僕からすればその会社のように自社で所有することなく委託で事業をする、例えばとある施設の運営を月10万で任せてもらうみたいなことをしているわけですが、もちろんこの場合この施設の建造費などは先方持ちで自社は負担をしていません。さらに家賃を払っているわけでもないのである意味利用者がいようがいまいが毎月10万円入ってくるわけですね。そういうお仕事を多種多様に複数個されていると。これは羨ましいことこの上ないわけですが、お聞きしているとやはりその方にはその方の悩みというものがあって、まず単純に依頼主の都合によって仕事が終わってしまうリスクがあるということですよね。
実際仕事が増えている時はそれをこなすために人を増やさなきゃいけないですが、その仕事が終わっても正社員で雇ってるとこっちの都合ですぐに辞めてもらえないので意地でも次の仕事をとりにいかなきゃいけない。でも行政の仕事とかって入札形式だったりするので選ばれる保証もないと。
色々聞いてると確かにそれはそれで難しいこともたくさんあるなと思いました。
そういえば僕らも創業してから最初の方とか店ができてから1、2年とかはよくイベントに出店してましたが、コロナがあったり、コロナが明けてからもイベント出店みたいな主導権がこちらにない仕事の比重が高くなってそれありきで人を雇ったり、利益を見込むことが常態化してしまうと、ずっと現場に駆り出されるスタッフ(もしくは自分)は疲弊する、何か主催者側の意向で出れなくなった時利益を確保できず組織を維持できなくなる可能性があるなどかなりリスクも高く、これは長くは続けられないなと割とすぐ直感しました。
なので僕はこの1、2年くらいの間売り上げ構造の中でのイベント出店の割合をどんどん減らすことを少し意識していて、この1年はとうとう年数えるほどしか出ないようになりました。
上記でも書いたように普通に考えると店1日の売り上げよりイベント1日の売り上げの方が高いのでイベントを減らしていくと前年比の売り上げって結構厳しくなるのですが(去年あったものが今年ないので)そこは色々と頑張りまして、今期は去年より圧倒的にイベントが少なかったにも関わらずその分を含めても年間の売り上げを去年よりも高くできそうです。
うちは5月決算なのであと数日。いや我ながらこれは結構頑張ったのではと思っています。この辺りはまたちゃんと決算が終わったら振り返りをしようと思います。
何にせよ、簡単な商売はなく、他所から見てたらよく見えることも実際当事者たちは様々なことに頭を悩ませながら試行錯誤している姿は無条件に尊敬します。
でも最近すごく思うのは大事なことは瞬間的に売り上げを上げることじゃなくて、いかに体力的、精神的に無理なく、長くじっくりコトコト続けられる体制を作っていくかということなのかなーなんて思ったりします。
これが一番難しいんですけどね。笑
それでは本日も美味しいコーヒーと共にお待ちしております☕️