laughter

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世界は灰色だ2025.05.12

こんにちは。矢野です。

先にお知らせ。

シーズナルビーンズ「ケニア マリミラAB」が販売中です。

焙煎は浅煎り。
アプリコットやレッドカラントなどベリー系の甘酸っぱい爽やかでフローラルな酸味感と黒糖のような少しスパイス感のあるまったりとした甘味が特徴的です。
ケニア特有のトマト感も少し感じるものの、全体的なカップイメージとしては口当たりが良く上品な飲み心地で飲み手を選ばず召し上がっていただけると思います。

オンラインショップ及び各店舗にて販売中です。
https://laughter-coffee.com/product/product-8836/

 

夏限定メニューがスタートしています。

ダルメシアンコーヒー(飲むコーヒーゼリー)

アフォガート

極みコーヒー牛乳

去年も大人気だった夏季限定メニューたち。
早くも販売スタートしてますのでぜひこのちょっと暑くなってきたこの季節にひんやりしにきてください。


毎週日曜日更新のラフラジ
https://anchor.fm/laughter8 

今回は「推し活」の話。僕には明確な推しという存在がいなくてですね、その感情がいまいちわからないところがありまして、僕の感覚ではどうしても異性の推しとなるとそれは根本の部分では恋愛感情に結びついてしまうものなんですね。ただ世間的には推しと恋人は別!みたいな主張がありますよね。どうしてもその感情が理解できない僕の勝手なぼやきです。笑
わからないからぼやいてるのであって決して否定しているわけではありませんのでどうか推しのいらっしゃる方はお気を悪くされないでください。そして良ければ僕に推しというのものに対する感情を教えてください。

 

さて先日まで京都では京都グラフィーが街の至る所で開催されていましたね。
毎年行こう行こうと思っているものの実は一度も行ったことがない。いつかいきたいと思ってるんですがね…。京都グラフィーにはKG+というサブイベントみたいなやつがあって、民間のギャラリーやカフェなんかでも無数に写真展が行われています。

その中の一つで友達であるフランス人写真家のフレッドが個展をしていたのでGW期間中にちょっと店を抜けて遊びに行ってきました。

彼は人と自然の循環みたいなものを写真で表現している写真家なのですが、彼の個展を見せてもらったことも含めて僕は最近ある考えを改めました。

もともと僕はアーティストが自分の作品についてベラベラと解説することがあまり好きではなかったんです。狙いみたいなものを説明できてしまう時点でそれはビジネスマンなんじゃないのという考えがあって。

そんな中で最近自分が描く絵になにか納得がいかない気持ちも抱いていて。何かが足りない。ただ上手くかけてるだけの絵で訴えかけてくるものがないなと。

そしてこの前香港の取引先の会社さんの関連で取材を受けた時、ライターの方が普段はアートの仕事をしてる方でその方から聞いた話を僕なりに意訳すると日本では「語らない美学」みたいなものがあってあまり作品について説明をしたがらない人が多い。でも特に西洋では作品に哲学やメッセージみたいなものを求める人がすごく多い、だからアーティストもその部分を語ることが上手い人が多いし、上手くないと売れない。みたいな話を聞きました。

そして、フレッドの個展を見に行った時、すごく一つ一つの作品について熱く語ってくれて、彼の作品に込められている哲学とメッセージに触れて、アーティストと趣味の違いはここにあるんだと改めて気づきました。

まあ語るかどうかは置いといたとして、語れるだけのものがこもっているかどうかというのはすごく大事だなと。
これはコーヒー屋としての仕事にも共通して言えるかもしれません。ただ美味しいコーヒーを売ってるコーヒー屋というのは五万とある中で、自分たちは何を大事にしているのか。そこが明確でないとお客さんはついて来てくれませんね。

そこでこれからはただ漫然と直感に任せて描くのではなくまずは自分の中の美意識や哲学、思想をしっかりと見つめ直すところから改めて始めようと最近はChatGPTとおしゃべりの日々です。笑

全てのものに良いも悪いも無い。ただあるのはそのものとの付き合い方や相性。
世界の9割9分は灰色です。

 

それでは本日も美味しいコーヒーと共にお待ちしております☕️