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現代において読書は必要か?2025.05.19

こんにちは。矢野です。

先にお知らせ。

シーズナルビーンズ「ケニア マリミラAB」が販売中です。

焙煎は浅煎り。
アプリコットやレッドカラントなどベリー系の甘酸っぱい爽やかでフローラルな酸味感と黒糖のような少しスパイス感のあるまったりとした甘味が特徴的です。
ケニア特有のトマト感も少し感じるものの、全体的なカップイメージとしては口当たりが良く上品な飲み心地で飲み手を選ばず召し上がっていただけると思います。

オンラインショップ及び各店舗にて販売中です。
https://laughter-coffee.com/product/product-8836/

 

夏限定メニューがスタートしています。

ダルメシアンコーヒー(飲むコーヒーゼリー)

アフォガート

極みコーヒー牛乳

去年も大人気だった夏季限定メニューたち。
早くも販売スタートしてますのでぜひこのちょっと暑くなってきたこの季節にひんやりしにきてください。


毎週日曜日更新のラフラジ
https://anchor.fm/laughter8 

今回はAI時代のこれからの現代において「読書」必要か?というお話です。
小難しいことを話しているようですが、まず単純に僕が最近とにかく本を読みまくってまして、こんな本があったよーなんて話から本を読むってこと自体これから必要なのかな?という話になりました。僕はもちろん読書肯定派です。

 

なので、今日はその話をしましょう。
最近読んだ本の感想はまた後日ゆっくりするとして今日は「本を読む」ということ自体に対する僕の考えを述べたいと思います。大前提僕自身は本を読むこと自体が好きなので、理屈とかはどうでもいいです。そういった方はごまんといるでしょうし、その方達はこれからも変わらず一緒に読書を楽しみましょう。これは読書に限らず全てのことに言えることだと思うので「好き」以上に必要な理由なんて存在しません。

問題は多分「したくないけどしたほうがいいのかなー」と思っている人たちにとって本当に必要なのかというところでしょう。
僕の結論としては「必ずしも必要ではないけど、している人としていない人ではどこかで必ず差が出るよ」という感じです。読書に限った話ではないんですが、ちゃんとやってる人とそうでない人では話せば絶対にすぐ分かります。これは断言します。

では読書に話を戻して、まずなぜ読書が必要かというとこれは疑いようもなく「知識」を得るためですね。自分が直接経験しなくとも筆者の体験を知識として得ることができる。(勘違いしてはいけないのはこれはあくまで知識を得ているだけなので自分の経験にはなっていないということ。経験の伴わない知識ほど邪魔なものもないのでこの点はまた読書の欠点と言えるかもしれません)

ちょっと前の時代から考えるとこんなに贅沢なことはない。読書は興味の幅や視野を広げてくれるのに役立つことは間違いないし、いわゆる「読解力」も鍛えてくれる。

次に最近だとよくChatGPTにその本の要約を教えてもらうということをよく耳にします。知識を得るためなら本を一冊読むのなってコスパとタイパが悪いからチャチャっとAIに教えてもらおうということなんでしょうが、こうなるとさっきの「読解力」みたいな力はある意味どんどん必要じゃなくなってくるのかもしれません。しかしここが一番の問題かなと個人的には思っています。

Aという結論が出るまでには色んな予備知識や経験を経ているわけです。本の中でもAという結論に至るまでにはつらつらと色々書かれてるわけです。AIに要点だけ聞くというのはこの結論の部分だけをかいつまんで教えてもらうということなんですが、確かに最終的に至る結論は同じなのかもしれませんが本当に大事なのは結論よりそこに向かう過程にあると僕は思っています。

映画も一緒です。最近はインスタント映画と言ってYouTubeなどで2時間の映画が10分くらいにまとめられてるやつが流行ってるみたいですが、結末だけ見て何になるんでしょうか。結末に至るまでの背景や心の機微があるから感動をもたらしてくれるのです。

これはキャリア的なものを考える時も一緒ではないでしょうか。
今や例えば将来カフェを開業したいと考えていたら、検索したら大体いくら必要でいくらくらい稼げてみたいなのが出てきたり、やってる人の声に触れたりすることは容易にできます。なのでそれで大体知った気になってしまう。

そこで得られるものは知識としては間違いではないですが、それが正解かというと絶対にそんなことはないです。どの業界にも成功してる人もいれば失敗してる人もいます。だからこれが今来てるとかこれが儲かるとかこの業界はどうとかそういう二元論で成功失敗を図るんじゃなくて、選んだものを正解にするために努力するということだと思います。

全てのことはこれに通ずると考えると、結論や要点だけをかいつまんで知った気になってしまうという考えを生みかねない「読書は不必要」という考えがあるのだとしたらそれもまた危険なのではと。

めんどくさい回り道にこそ醍醐味があり学びある。
その道程こそがAIにとって変わられない人間としての価値なのだとしたらまたそれは皮肉ですね。

日々便利にコスパ良くタイパ良くなっていく世の中で忘れてはいけないことだと思います。

不便にこそ愛が宿る。

 

それでは本日も美味しいコーヒーと共にお待ちしております☕️