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ブログを書き続けることは「禅」に至りえる。2025.05.20
こんにちは。矢野です。
先にお知らせ。
シーズナルビーンズ「ケニア マリミラAB」が販売中です。
焙煎は浅煎り。
アプリコットやレッドカラントなどベリー系の甘酸っぱい爽やかでフローラルな酸味感と黒糖のような少しスパイス感のあるまったりとした甘味が特徴的です。
ケニア特有のトマト感も少し感じるものの、全体的なカップイメージとしては口当たりが良く上品な飲み心地で飲み手を選ばず召し上がっていただけると思います。
オンラインショップ及び各店舗にて販売中です。
https://laughter-coffee.com/product/product-8836/
夏限定メニューがスタートしています。
ダルメシアンコーヒー(飲むコーヒーゼリー)
アフォガート
極みコーヒー牛乳
去年も大人気だった夏季限定メニューたち。
早くも販売スタートしてますのでぜひこのちょっと暑くなってきたこの季節にひんやりしにきてください。
さて今日は火曜日です。本来なら賀茂川店には違うスタッフの子が入っている曜日ですが、ちょっと体調不良になっちゃったので今日も僕が入っています。早く元気になってくれるといいですね。
今日は外出の予定がなかったので変わってあげられたのですが、明日は朝から打ち合わせが入っているので、もしその子の体調が治らなかった時はお休みになるかもしれません。
またSNS等でお知らせしますのでご来店を予定されている方は確認してからお越しください。
まあ西陣店はいつも通り空いてるのでそちらに行っていただけると間違いはありません。
ご存知の方も多いようにLaughterのブログは現在私代表の矢野が毎回書いております。
できるだけ営業日は毎日書くようにしてるのですが、最近はバタバタしてることも多く、抜けがちになってしまっているのは申し訳ない…。
それではこれだけハイペースでもう何年もブログを書き続けている人はそういないのではないかと自負しております。
最近読んだ本で「弓と禅」という本があります。
これはドイツ人である筆者が日本で弓道を習う事を通して禅を体得するという過程が筆者の一人称によって克明に描かれている非常に面白いものです。日本人からすればこの禅という感覚、何か明確に説明することはできなくてもなんとなく直感的に理解できる人が多いのではないでしょうか。仏教に通ずるところがあるので東洋的感覚とも言えるかもしれませんね。
ただこの感覚、反して西洋的感覚を強く持っている方からすると非常に解し難いもののようで、西洋的な唯物論的にいうと「モノがあってそれに対する関係性によってあらゆることを理解していく」のに対し、この東洋的な「余白のなかに何かを見出す」ような考えはほとほと理解できないのでしょう。
そんな状態のドイツ人である筆者が師範に教えを乞いながらも師は多くを語らず「ただやりなさい」というばかりのこの問答(自体も面白い)の中で、ただただ数年間射続け何度ももうやめようと思いながらもついに上手く射るとか、もはや弓を射る射らないということすらも意識せず、全てに諦めがつき、全てがどうでも良くなった時、真の弓を射ることができ禅に至る。この瞬間筆者は禅とは何かを直感するんです。
半ば諦めにも近い感覚で全ての執着から解き放たれた瞬間、師範の教えを理解するというのはなんとも皮肉ではありますが、この描写が非常に面白いのです。
ここから思うに東洋的思想のもとでは全ての物事において真価が発揮される瞬間というのはえてして出し尽くした時なのではないでしょうか。
何が言いたいかというと、僕はとんでもない数のブログを毎日のように書き続けています。およそ常人には真似できないレベルで。これだけ書いてるとほんとに書くことがない日なんてしょっちゅうあるんです。でもそんな日こそ「僕が何を書けるのか」ということが深く問われている瞬間でもあり、いいものが書ける瞬間でもあるんです。
そして今日もその日です。
それでは本日も美味しいコーヒーと共にお待ちしております☕️