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コロナ禍での店舗運営と出店2021.02.03

こんにちわ。アカイノロシの矢野です。

今日はふとコロナ禍での店舗運営や出店について考えることがありました。

知っている方もいると思いますがアカイノロシは最初はタイの元麻薬地帯でアカ族が作るコーヒー豆の輸入と卸売からスタートしていまして、店舗ができたのはつい最近昨年の10月15日です。つまり店舗を作ると決めてから実際に出来上がるまでの間にはすでにコロナによって世界が一変している状態だったのです。

このコロナが社会的に蔓延し自粛ムードが漂い始めた昨年3月後半頃〜現在までの間にもお店はそこそこできたと思いますが、「それ以前から作ることが決まっていてこれ以上後ろにずらすことができず渋々オープンした」というところも多いのではないかと思います。

そんな中で僕たちは世の中の状態を知りながらむしろ急ピッチで店を作りました。
こうしたのにはいくつか理由があります。

一つは「待っても元の世界には戻らないだろうと思ったから」

厳密に言うと元に戻るまでに何年かかるんだよ、と思ったからです。コロナ自体が収束するかどうかと言うことよりもコロナ禍の生活にシフトした状態からそれ以前に戻るまでにはものすごい時間がかかるだろうし、おそらく完全には戻らない。この間にも様々なサービスや生活様式が定着してきたことは皆さんも実感しているところだと思います。直感的にコロナが収束した後の世界は一変しているんじゃないかと思いました。

二つ目は「この時期だからこそできることがあると思ったから」

僕たちが扱っている商材であるコーヒー豆がこのコロナ禍のおうち需要によって売り上げが伸びることは想像に難しくなかったですし、スーパー等生活に寄り添っている小売店の売り上げも大幅に上がっていました。
さらに卸売を考えてみても、店舗を出すまでの経験上卸売はもちろん営業力も大事ではあるのですが、コーヒーに関して言うと(どの業界、商材でもそうだと思いますが)店舗を出すタイミングであったり、人の紹介であったりと言う部分が非常に大きいです。そしてそのタイミングで選んでいただくにはそれまでにある程度お店の名前が知られている必要があります。そのタイミングというのはおそらくコロナの終息が見え始めてきた時に急速にやってくるだろうと考えました。そうなると僕らが出店するタイミングはコロナが明けてからじゃない。それではもう遅い。今しかないとなりました。

以上二つの点からお店を作ることは決まってすぐに場所を探しましたが、出店条件は以下の7つの点。

1.住宅地
2.間口が広い
3.路面1階
4. 家賃10万前後
5.広さ20坪前後
6.近隣住民の平均所得が高い
7.地名で京都が連想できる場所

コロナによって街に行く人は激減しましたがその分近所を散歩したり、近所のお店に行く人は増えていたので、今までの出店セオリーとは逆の住宅地への出店は大きな売り上げは上げられなくても家賃+諸経費ぐらいはコンスタントに上げられるのではないかと考えました。2と3に関しては言わずもがなですが認識してもらわないことには何も始まらないです。結果論ですが、うちは内装の前に先に外観ができて入り口に特徴的なおじさんのロゴが入っているのですが、これができてからオープンまで約1ヶ月あったおかげで「何屋さんなんだ」と話題を呼びゴリゴリの住宅地にも関わらずオープン日には100名以上のお客さんが来てくださいました(9割近隣の方)。5はなぜ20坪かというと店舗という機能だけでなく焙煎所、豆の倉庫、事務所という4つの機能を備えたかったからで、店舗以外の機能をいかに組み込んでいくかというのもポイントだと思います。

このような流れを経て、店舗が出来上がったのですが今のところほぼほぼ想定していた通りかそれ以上の成果を出せているので、コロナ禍でも負けずに勝ち方はあるということを証明していきたいです。

がんばります!!

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