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カフェ経営って実際どんな仕事をしてるの!?〜ラフターのお仕事紹介を兼ねて〜2021.11.22
こんにちは。矢野です。
今日は雨ですね。京都では久しぶりの雨な気がします。僕はいつも自転車で店に通っているので雨が降ると本当に行くのがめんどくさい。笑 おうちで仕事をする日も多いし、できてしまうので、雨が降った時はあえて行かなくても良いかというときもあるのですが、相方にも休んでもらわないといけないし、用事があって行かないといけないときもあるのでそういう時は重い腰を上げて行きます。(因みに今日がそういう日です)
雨が降った時のブログで毎回言ってるような気がするのですが、雨の日はお客さんも比較的少なく、ゆっくり考え事ができるし、純粋に雨のカフェや喫茶店の雰囲気が好きで、本を読んだり文章を書いたりしたくなるので、今日はちょっと長めに書いてみようかと思います。そうですね。これから雨の日のブログは長く書こう。いつまで続くかわかりませんが。
最近は本当に働き方が多様化していてそんな仕事があるの!?というような仕事をされている方もたくさんおられると思うのですが、自分がこういう働き方をしているからなのか、僕の周りにもそういう方がたくさんいらっしゃって、その中でもよく出会うのが若い方20代くらいの方で自分でお店をしたいと考えている方です。個人的に最近バリスタの地位が向上したような気がしていて、かっこいい職業として認識されてきているなと。女性バリスタもすごく増えました。若いといえばラフターの豆を使ってくれているcafe ritaは学生たちが運営してますしね。
ということで今日は「カフェ経営って実際どんな仕事をしてるのか」についてお話ししたいと思います。
ただカフェと言っても種類はたくさんあるので、今回はラフターのお仕事紹介を兼ねて、うちの場合はどんなお仕事をしているかという内容にします。
ラフターのお仕事は主に
・店舗運営
・オンラインショップ
・取引先への卸販売
・産地とのコミュニケーション
・店舗プロデュース
・講演会や百貨店やイベントへの出店
・メディア対応
こんな感じです。
まず「店舗運営」について。
うちは自家焙煎店でコーヒー豆の焙煎もしているので、まず常時焙煎業務があります。店舗使用分に加えてオンラインショップ、卸販売とイベントなどが重なってきたときには一日中焙煎していることも多々あります。豆の数種類あるのでそれぞれ最適な焙煎で焼き分けるのですが、最初にどれくらいの焙煎が的確なのかというのを何パターンも探します。この作業が一番大変でもあり楽しみでもあります。
それからもちろん接客。注文があればコーヒーを淹れてたり、豆を測って袋詰めしたり、ラフターでは注文が入ってから全て手作業で行っているのでピーク時間にはてんやわんやになっていることも。コップや包装材が不足していないか在庫管理をしたり足りなければ発注したり、閉店後にはレジ精算して売り上げ管理。電気代や水道光熱費の支払いなどもあります。作る時の準備はさらにめちゃくちゃやること多いですが今回は運営という点に絞ります。
「オンラインショップ」
オンラインショップも注文が入ってから勝手にお客さんの元に商品が届くわけではないので、メールを確認したら商品を作って、箱などに梱包して、伝票を書いて、運送会社に集荷してもらいます。ギフトだったらラッピングしないといけないし、豆が足りなければ焙煎をしないいけません。
「取引先への卸販売」
カフェや小売店、ホテル、企業さんのノベルティなど種類は多岐にわたります。お店ごとにお取引している商品が違うのでそれを把握しておくのもちろんのこと、お話をいただいたときにはまずうちでは必ずヒアリングからさせていただきます。どういった商品を求められているのかをお聞きして、それにあったものを提案したり、ときにはちょっと冒険した提案なんかもします。それから話がまとまれば請求書を作って商品を作って発送します。ですが可能な限り初回は僕が直接お届けに伺うようにしています。注文をいただくごとにこの作業の繰り返しです。
「産地とのコミュニケーション」
ラフターではタイのチャーリー農園から直接コーヒー豆を購入しています。そのため年に何回か農園に通い山の中に泊まってこれからのコーヒー栽培のことなどを一緒に考えています。そして年に一度輸入をしているのでそのタイミングで豆を購入するのですが、外国送金になるのでなかなか手続きがめんどくさい。何度も銀行に通って必要な書類などを準備。それからタイの輸出会社と国内の輸入会社に連絡してスムーズに輸入できるように準備します。何か不備があると輸入ができないか大損することになるのでこの瞬間はいつも緊張します。ここまでやっているコーヒー屋さんはかなり珍しいと思います。
「店舗プロデュース」
最近よく告知させてもらっている新店舗がまさにこれ。もうかれこれ半年以上準備しています。最初に入念に打ち合わせをして、クライアントが何を期待しているのか、理想像やコンセプト、そこから商品や内装、ロゴ、スタッフトレーニングなどトータルでプロデュースしています。とにかくたくさん打ち合わせをするので現場が遠いと大変ですね。ちなみに新店舗は12月半ばオープン予定なのでお楽しみに!
「講演会や百貨店やイベントへの出店」
うちはよく人前でお話しさせていただく機会をいただくことが多いので物によっては1日拘束されます。参加されている方からすると話を聞くその瞬間だけですが、話をする側からすると事前に話す内容を考えたり、スライドを作ったりと準備することも多いです。イベントへの出店もこの前みたいに関東での開催だったりすると前日の晩に入ってまる二日間立ちっぱなしで接客なんてこともザラにあります。その前にも商品をいっぱい作って発送したり、それに合わせて発注をしたりと出店ってかなり皆さん体力使って準備されているので参加される時はぜひ暖かく接してあげてください。笑
「メディア対応」
雑誌や新聞、ラジオなどのご取材に対する対応です。大体撮影と取材込みで店に来ていただ口のですが、一応お客さんの少ない時間を選んだり、あらかじめお話しする内容を考えたり。大体1時間話して掲載される内容は100文字から200文字くらいになってます。笑 なので小さい記事だったとしても取材時間は1時間くらいあったりするのは普通なんですね。するとたまに変な切り取り方をされていてめちゃくちゃな内容になってしまっていたりすることがあるので、そういう時はしっかり直してもらったり。記事が公開されてもすぐに一安心とはいきません。
ざっくりとこんな感じです!さらに細分化していくともっとあると思いますが大体これらの業務を並行して行いながらタイミングや時期によってプラスアルファの仕事が増えたり減ったりです。これらを今は二人で役割を分担しながら行っています。
どうだったでしょうか。思ってたより多かったでしょうか。少なかったでしょうか。いわゆるカフェになるともうちょっと店舗業務が増えて(食事やお菓子の調理やスタッフを雇っていたらシフト調整など)それ以外の業務が減るという感じですかね。
参考になりましたか?
これを読んでくださっている皆様にとって何か参考になれば嬉しいです!