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今日は猫の日と持続可能性の話2022.02.22
こんにちは。矢野です。
今日は2月22日ということで、「猫の日」だそうです。
なぜかというとニャン(2)、ニャン(2)、ニャン(2)の語呂合わせ。
猫といえば、ラフターのお店の近くには猫寺という亡くなった猫ちゃんを供養するためのお寺があるんです。
なのでお客さんの中には月に一度こちらのお寺にお参りに来る時に必ずラフターに寄ってコーヒーを飲んでくださる方もいらっしゃいます。
僕は中まで入ったことはないのですが、ご興味のある方は一度訪れて見てはいかがでしょうか。
今週末にXsector Kyotoというオンラインイベントがあって、そのイベントでゲストスピーカーとしてさせてもらって事業紹介とトークセッションをさせていただくのですが、そのテーマが持続可能な社会の実現に向けた課題解決の取り組みに対する視座や考え方についてというものです。
最近よく耳にするSDGsにも繋がる内容ですが、僕自身どうすればもっと生産者の人たちにポジティブなインパクト生み出せるのかといったことや、ローカルに根ざしているカフェが果たせる役割など考えることが最近多くて、このイベントでたくさんの方達と意見交換できることが楽しみです。
そういうこともあってよく講演会やゲストスピーカー、取材のご依頼をいただくことが多いのですが、僕らのように生活に身近にあるコーヒー、海外との繋がり、持続可能、学生起業という経歴は結構珍しいようで、コーヒーを通して産地支援や貧困救済をしたいと考える学生さんからご相談いただくことも多いです。
大体3ヶ月に一度くらいは何かしらのご相談のようなものをいただいていて、共通するすごいなと思う点がみんな当たり前のように「産地の人たちの生活を豊かにしたい」という思いを持っていることです。
ある意味当然のことではあると思うのですが、それを大袈裟ではなく自然に考えられるというのが時代を感じるところでもあるし、今何かとファッションSDGsだなんだと揶揄されることもありますが、若い世代の方々がなんとなくでもそういうことを考えることがかっこいいんだと思えるようになっているというだけでもすごいことだなーと思っています。
ただコーヒーを生産者の方からダイレクトで輸入して日本で販売する。さらにそれを事業として成立させるというのは言うほど簡単なことではなく…。
聞いていると大体周りの大人たちに持ち上げられて勢いで初めて見たもののここから先どうすればいいんだとなって、なんとなく調べたら僕らに行きついて相談に来ると言うパターンが多く、聞いてみると色んな点が甘々で厳しいことを言ってちょっとシュンとなって帰っていかれる。。
これは誰も悪くなくまず理由はどうあれスタートを切っている学生さんは素晴らしいです。そして周りの大人の方も悪気があるわけじゃなくおそらく誰もコーヒーに対して専門的な知識がないから何がよくて何が悪いかわからないだけ。たまに何件かコーヒー屋さんで話を聞いてからうちに来られる方もいるのですが、その話を聞いていると、コーヒー店をされている方で産地に行ったことがある方は1%もいないと思うし、ましてやダイレクトトレードしたことがある方なんてほとんど0に近いと思うのでその豆の品質がいいか悪いか、価格が高いか安いかくらいしか答えられない方が多い。
で何が言いたいかって言うと、今年齢問わずコーヒー、もしくは何かしらの産品を生産地から直接交渉、買い付けて日本に輸入して展開したい、と考えている方が非常に多くて、でもその流れを気をつけなきゃいけないところや、確認しなきゃいけないところを1からアドバイスできる人はそんなに多くないと言うことが最近わかって、僕たちのやってきたこの経験自体がかなり価値のあるものなんじゃないかと思うようになってきました。
ほんとに僕らも最初何も分からなくて、一々失敗しながらなんとかやってきたので、誰か教えてくれる人がいたらほんとに助かったのになと思います。
ただ僕らの場合はその数々の失敗がすごく糧になっているので悪い事ばかりではないですが。
いつかそういうことが楽しみながら学べる学校みたいな教育プログラム的なものができたら面白いなーと思っています。
すごく長くなってしまった。。
それでは!