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中之島美術館、国立国際美術館「GUTAI展」行ってきました。2022.12.01

こんにちは。矢野です。

賀茂川店は火曜、水曜は定休日だったので、また今日から月曜日まで10時から18時でオープンしています。
1週間よろしくお願いします。

いやー今日は寒いですね。
昨日までと朝の空気の冷たさが全然違います。体が慣れるまではかなりこたえそうです。

賀茂川も朝は人が少なかったので、今日はお店も暇な気がします。笑

 

さて、火曜日は賀茂川店は定休日だったので、僕は大阪に行ってきました。
まず十三にある卸先のタイ料理屋さん「Twochefs」さんに久しぶりにお邪魔して、オーナーさんと久しぶりにタイ談義。

(トムヤムクン絶品です)

このオーナーさんは日本のタイ人コミュニティにも精通していて、いつも生の情報を教えていただいています。最近ネットとか新聞とか情報が溢れすぎていて、発信されているものが本当かどうかわからないですから、1次情報に触れられるというのは貴重ですよね。
一緒にタイ行きたいなー

その後中之島美術館と国立国際美術館で2会場同時開催している「GUTAI」展に行きました。

全体の感想としては最高でした。
最近行った中でも5本の指に入る。

僕も数だけはめちゃくちゃ行ってますからこれはこれで信用できる情報だと思います。笑

このGUTAIというのは1900年代中頃の日本の前衛美術の騎手的なグループである「具体美術協会」のことで吉原治良をリーダーとして尼崎を拠点に活動していました。

この吉原治良の口癖が「人の真似はするな。」というもので独創性を重視していたことがわかります。


(吉原治良の象徴的な円をモチーフにした作品)

今回の展示の何が良かったかというと、作品の解説文のところに作者本人の言葉が記載されていたこと。

以前岡本太郎展に行った時かな?に書いたブログの中でも触れたことがあると思うのですが、僕はどうも解説者の主観で書かれたものがいかにも作者の言葉のように、正解のように書かれていることを疑問に思っていて。本当に作者はそんなことを思って書いたのだろうかと。「〜のように見える」とか「〜を意図して描いたのだろう」とか、挙げ句の果てに作品名も勝手につけられてたり。

それが今回は作者本人の言葉が書籍等から抜粋されて書かれていたりして、すごく良かったです。

特に記憶に残っているのは田中敦子の「同じものを繰り返し提出することは美術ではなく職人のすることだ」という言葉。ハッとしました。

面白かったのはこの言葉とともに展示されていた作品の隣に「本展のために再制作」された別の作者の作品が並んでいたこと。笑

この展示は作品が素晴らしかったというのもちろんのこと、こうした言葉の紹介からも感じられるように具体美術協会の精神を感じられたという点。

これは普段のライフワークの中にも参考になるものがたくさん詰まっていました。

お時間がある方は是非足を運んでみてください。