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「美味しい」が何より大事2023.05.19

こんにちは。矢野です。

今日は一日雨っぽいですね。
こんな日は深煎りコーヒーということでチャーリーの深煎りを飲んでいます。
ここ1、2週間たまたま業務用卸の注文が重なっていたんですがそれが全部チャーリーで、うちのストーリーを知っていたらある意味当然とも言えるのですが、とはいえもちろん美味しくないとお店で使おうとは思ってもらえないわけで。

普通のお客さんに買ってもらうことも簡単なことではないですが、お店で使うとなると味はもちろんそのお店の単価や客層に合うかなどよりいろんなハードルがあるわけです。

その上で選んでもらえるというのは嬉しい限りです。

昨日泥書房さんと新しくお取引させていただくという内容の記事を書きましたが、一昨日水曜日に休みだったので泥書房さんにいってきたんです。

そこでオーナーさんと1時間くらい雑談していて、その中で「チャーリー美味しいよ」と何度も言ってくださって、このオーナーさんとの出会いはもともと共通の知り合いがいてその方づてにまだ創業したての頃に名前を紹介されていて、頭の片隅にはずっと置いていただいたようです。

ただその頃はまだフェアトレードというポイントを売りにして店も持たずタイの豆だけを販売していた頃で、それがこのタイミングに思い出してもらって声をかけてもらったわけですが、なので会うまではそういうイメージが強い状態だったと思います。

それが今ではしっかり美味しいからいいんだと思ってもらえているというのは何より嬉しいことです。

あとこれはまた後日紹介しますが、とある遠方のお店からお問い合わせをいただいて今お話しさせていただいているところもたまたまチャーリーを飲み機会があって美味しかったからという理由でした。

 

最近もコーヒーを通してその国だったり村だったりの貧困を救いたいとか現状を知ってほしいといった思いを持たれている方と何人か話す機会がありましたが、改めて思うのは「品質」「美味しい」といったところから逃げてはいけないということ。

僕自身もそっち側を経験したから気持ちはすごくわかるんです。

品質などで真っ向から勝負するのはプロとしてすでにたくさん存在する他のコーヒー屋さんと真っ向から勝負するということ。知識も技術も足りてなくて怖くて逃げてしまうというか、勝負するポイントを無意識にずらしてしまって、フェアトレードなんです。とか、ストーリーがあるんです。みたいな売り方をしてしまうんですよね。

でもそれだと売れない。売れないと活動が続かない。続かないと意味がない。

というのはたくさんの方が抱えているジレンマだと思います。

じゃあどうすりゃいいんだよ!というのはなかなか難しいですが、僕個人の考えとしてはうちのように品質でしっかり勝負していく道を選ぶか、がっつりフェアトレードにふるか。

経験上コーヒーだけフェアトレードのものを選んでいる人っていなくて、フェアトレードコーヒーをあえて選んでいる方ってあらゆる商品をフェアトレードのものにされていると思うんです。

なのでフェアトレードでいくんだったら、コーヒーだけじゃなくて、雑貨や衣服や食料品などあらゆるフェアトレード商品を扱っているブランドとしてオープンした方がいいと思います。

どうしてもコーヒーだけしたいんだったら一般のお客さん向けにするんじゃなくて、大口の提携先を見つけて大量に卸す。

多分ここまで出した選択肢どれをみても大変そうですよね。できる気あんまりしなくなってきますよね。
そうなんですよ。何を言いたいかというとどの道を選んでも本当に大変なんですよ。

だからしっかりそのくらいのことなんだという覚悟を持たないといけないということですね。

 

と、今回はそういうことを考えている方に向けた内容で書いてみました。
僕はなにも反対しているわけではなく目を逸らしてはいけないことがあるよということが言いたかっただけなので引き続き相談などあればいつでもお店に来てください。

 

そして今日は午前中とある雑誌の取材でした。
6月下旬発売予定なのでまた告知します。

それでは本日も美味しいコーヒーと共にお待ちしております☕️