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止まらないグローバリズムの中で試される日本のクラフトマンシップ2025.08.30

こんにちは。矢野です。

先にお知らせ。

夏限定メニューがスタートしています。

ダルメシアンコーヒー(飲むコーヒーゼリー)

アフォガート

極みコーヒー牛乳

珈琲かき氷

去年も大人気だった夏季限定メニューたち。
早くも販売スタートしてますのでぜひこのちょっと暑くなってきた季節にひんやりしにきてください。


引き続き今日も親知らずが痛い。
なんか夜中が痛いんですよね。寝転んでると血が頭に上ってきて痛くなるんでしょうか。1時くらいに寝て3時半くらいに目が覚めて時めちゃくちゃ痛くて、これは寝れないと思い、ちょっと座ってみたりして、また知らぬ間に眠気に負けて寝てたら次は5時半くらいに目が覚めて、まためちゃくちゃ痛くて、もう起きようと思って携帯触ってたら痛みが引いてきたので、多分6時半くらいにもっかい寝て、8時に起きてって感じでした。めちゃ眠い…。

まあ今日は店番昼までなんで午後はのんびり事務作業したいと思います。

 

さて、先日まで上海に行っていたのはもう言わずもがななんですが、中国の中でも上海、香港は少し特殊であるという前提を踏まえた上で皆さんは中国に対してどんな印象をお持ちでしょうか。

「観光客のマナーが悪い」「粗悪品が多い」「衛生面が心配」
そんなネガティブな印象をお持ちの方も多いと思います。

ただ正直今回の出張で感じたのはそんな印象とは程遠い中国の現在でした。

三輪が現地のロースターで焙煎をするという仕事がありましたが、食品を扱うときは事前に健康診断に血液検査が必須。これは現地でアルバイトする時にも必須らしく、新しいバイト先に変わるたびに必要なようです。今回も現地の病院で健康診断に血液検査をしてから、焙煎工場へ行きましたがそこでも白衣にキャップ、手袋、靴にもカバーをつけて、無菌ルームみたいなところで全身消毒してから入室という徹底ぶり。

僕も日本の大きな焙煎工場を見せてもらったこともありますがここまで衛生管理しているところは見たことがありません。ここまでのものが必要かどうかということではなく、ここまでの意識を持って仕事をしているということには脱帽です。

焙煎機も最新のものずらりと並び、個人店の規模でも数千万する焙煎機を平然を使っていたり、確かにもしかしたら需要が先に伸びすぎて、まだ使いこなせていないところもあるのかもしれませんが、そんなところは時間の問題でしょう。彼らは学ぶことに非常に貪欲で真面目です。

つい最近も京都に上海発のコーヒーショップがオープンしたり、東京に中国のコーヒーショップがオープンしてスタバを超えることを目標に掲げていたり。

とてつもないスピードで成長し、日本にもやってきています。

 

これはコーヒーに限った話ではなく全ての分野に当てはまることで、例えば聞いた話によるとインバウンドの方達に非常に人気な包丁などの刃物。
凄まじい勢いで売れていて、職人さんが本来一つ一つ丁寧に120点のものを作っていたところが最近では供給が追いつかないからと70点くらいのものを出してしまっているところもあるようです。

そんな中でワークショップなどをしていると、中国の方が参加されることも多く、彼らはすごく真剣に学び本国に帰った後、90点〜95点のものを大量生産することがものすごく上手いと言うことでした。

120点のものと70点のものがあった時にはいくら高かろうが120点のものが欲しいと言う人は多いでしょうが、それが90点ではどうでしょうか。90点のものがそれなりに手頃な価格で買えるとなった時、おそらく多くの消費者は「別にこっちでいいや」と思うでしょう。

中国に対しては何かとネガティブな報道が日本では多く、認めたくない人も多いかもしれませんがこれがものすごい速度で今押し寄せてきている現実です。見て見ぬ振りすることは簡単ですが、そんなことをしていたらあっという間に置いていかれます。

ここには本当に危機感を持った方がいい。

 

ただ僕も一方的に中国礼賛したいわけではなく、そんな中でも京都をはじめ日本には本当に素晴らしいものづくりの技術や魂、ブランド力がまだまだあります。日本だからこそできること、得意なこともたくさんあります。

止まらないグローバリズムの中で、世界を相手に戦っていくしかない現実の中で、どこに強みを持って活路を見出していくのか。これは全てのクラフトマンが試されている。

そんなことを強く感じます。

 

それでは本日も美味しいコーヒーと共にお待ちしております☕️