laughter

NEWS

Laughter5周年🎉🎉2025.10.16

こんにちは。矢野です。

先にお知らせ。

夏限定メニューがスタートしています。

ダルメシアンコーヒー(飲むコーヒーゼリー)

アフォガート

極みコーヒー牛乳

 


昨日10月15日をもってLaughterが5周年を迎えました!!🎉
会社の創業から数えると7周年。

まずは何よりいつもご愛顧いただいている皆様に心から感謝を申し上げます。
いつもありがとうございます。

最初は5周年という一つの区切りのいいタイミングで何かもう少しわかりやすい催しでもするかと考えていたのですが、Laughterのコンセプトは皆様の「愛すべき隣人」。街にある気の良いご近所さんみたいな日常に寄り添った存在となること。そう考えたら周年だから何か派手にやることは私たちらしくないなと思い、結果めちゃくちゃ良い豆をできるだけ手に取りやすい価格で提供するということにおちつきました。

西陣店と賀茂川店限定、数量限定でご用意しておりますベネズエラの中浅煎り。めちゃくちゃ美味しいです。変わり種のアナエロビックやインヒューズドではなくシンプルなウォッシュドの最高峰ピンクブルボン。クリーンな飲みやすさがありながらも多種多様なフレーバーが感じられるとんでもない豆です。
ぜひ店舗まで飲みにきて下さい。

せっかくなんでこの5年でも振り返ろうと思ったのですが、色々な事がありすぎて何から話せばいいか…。
思えばオープンした時はまだ24歳。学生起業してからその時点で2年が経っていましたからその時はすっかり大人になったつもりでいました。今思えばひよっこもひよっこ。でもあの時の無鉄砲さがあったから今があります。だってお店を作った2020年当時はコロナがやってきた年ですから。
周りの大人たち全員から反対されたのを覚えています。その時はその時でしっかり自分なりにやれる算段があったので強行しましたが、一歩間違えれば、いやどちらかというと針の穴に糸を通すような確率で生き残りましたね。笑

今同じ状況で同じ決断ができるかと言われれば微妙なところ。良くも悪くも当時よりもいろんな事が見えるようになりました。経験や知識が増えることは素晴らしい事ですが、同時に決断力を鈍くしてしまう事がある。今でもたまに迷った時は自問自答します。あの時の自分ならどんな選択をするかなって。
リスクを取らない冒険心のない大人たちを嫌悪していた自分に。笑

最初の方はなんと言ってもとにかく1日1日の売り上げをどうやって上げていくか。この一年をどうやって乗り越えていくかというところにがむしゃらでした。銀行の預金残高をみては「あと一年はいけるか」みたいなことを毎年考えながら。店ができるまでの2年なんかは今日明日飯を食うためにどうしようかというレベルでしたが笑

そうそうおそらく多くの方がLaughterになってからの我々を知っていただいてると思いますが、会社を創業してからLaughterができるまでには2年ありまして、その時はタイの生豆を持ってあっちやこっちや奔走しておりました。今でこそ多分外から見たらオシャレな店でカッコつけて仕事してるように見えるかもしれませんが、当時はせっまい事務所に三輪と二人。毎日鳴らない携帯のメール確認をしながら将来どんな仕事をしたいかとか空想を語り合って、カップラーメン食べて、やることもないから昼寝して、営業に行ってはけちょんけちょんにやられて、たまに知り合いがくれる数千円の仕事に大喜びして。数万円の仕事が来た時には抱き合ったりして。よく夜行バスに乗って二人でイベントにも行きました。あの時は本当に何もなかったけど今思えばとても楽しく、かけがえのない時間でした。

そんなところから気づけばスタッフを雇うようになり、今でももちろん毎日の売り上げや販路の拡大、というところは手を抜かず足と脳みそを動かしてますが、僕個人の役割としてそれと並行して、より会社としての経営、これから先の見通し、組織としてのあり方、みたいなものを考えるように。

その中で思うのは大きくすることだけが全てじゃないということ。
どうしてもこの資本主義の世の中。一度走り出したら止まることは許されないラットレースみたいなところがあります。特に起業なんてのはそうで、なんとなく大きくしていかないと、成長していかないといけないという謎の強迫観念がある。
ただ事実として、事業は回していかないといずれ鈍化して下降していってしまいます。
どうすれば事業的な成長と心の豊かさの担保みたいなところを共存させられるのかと日々考えています。

僕も約2年前に自律神経失調とパニック発作になるまではとにかく事業を前に進めていくことだけを考えていたのですが(単純に飯を食っていくという余裕がなかったのもありますが)、これほどの体調不良を抱え、外出も満足にできないような状態になった時、ふとここまで精神をすり減らし、自分は一体何のために何を追いかけているんだと疑問を感じました。
それから真の豊かさとは何かと考える事が多くなりました。

僕の頭の中にはすでになんとなく全体の理想像が出来上がっていて、その一部にこのLaughterもあるのですが、Laughterの形として何が正解なのかはまだ見えきっていません。

ただ一つはっきりとわかっていることは「まず手の届く範囲にいる人たちを大事にする」ということ。
当たり前のことですが事業をやっていると忘れてしまいがちになります。より遠くのたくさんの人に届けることばかり考えている経営者の人も少なくありません。

ただ目の前の人一人幸せにできないでその先にいるたくさんの人たちを幸せにすることはできない。
だからまずはLaughterに関わってくれているスタッフのみんな、いつもコーヒーを買いに来てくれるお客さん、コーヒー豆を使ってくれている卸先の皆さんがLaughterを好きでいてくれる。
そこをもう一度徹底的に突き詰めていく。
そうすればまた自ずと新しい扉が開いていくような気がします。

 

それでは6年目のLaughterもよろしくお願いいたします!