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今年もチャーリー農園の豆を買い付ける理由2025.12.05
こんにちは。矢野です。
今年も残すところ1ヶ月。
この時期になってくると一つ大きなトピックに頭を悩まされます。
「タイ・チャーリー農園から豆をどれくらい買うか。」
という問題。
ご存知の通り、創業時からチャーリー農園のコーヒーを農園から直接買い続けています。
ひとまず直輸入の場合と一般的に商社等から買い付ける場合の違いを整理してみましょう。
直輸入
メリット
・間に商社が入ってないので安く買える。
・農園との直接的なつながりができて、指定の品種やプロセスなどで作ってもらうことができる。
・店オリジナルのストーリーと商品ができる。
デメリット
・買付時によほどの量でないとスケールメリットが出せないので為替等の影響を受けやすい。
・植検に引っ掛かったら全量廃棄か、送り返し。
・年間分を一度に支払うためキャッシュフローが悪い。
一般的な商社からの買い付け
メリット
・なくなったら都度買い足せるのでロスになるリスクが低い。
・莫大な量買い付けているため、場合によっては直で買うより安い。
・選択肢の幅が広く、特定のマメに依存する必要がない。
デメリット
・商品ラインナップでの差別化が困難。同業者なら豆の名前を見れば商社がわかる場合も多々ある。
・気に入った豆があっても在庫切れしたり、取り扱いやめになったり継続して扱えない場合がある。
・年々価格の高騰と取り合いが起こっていていつまで安定して買えるかわからない。
まあざっくりこんな感じです。
総合的に経営目線で見るとよほど人気店か経営体制が盤石でない限りはやはり商社から買い付ける方が賢明と言えるでしょうね。
そもそも農園と直接つながることのハードルの高さを無視すれば。
でもLaughterはそれを続けている。
それはこういう非効率的な取り組みの中からブランド固有の文化や美学が立ち上がっていくと信じているからです。
正直豆の値段は年々高騰していて、円安もあって、金銭的なメリットは全くありません。
経営目線で見ればリスクのみ。側から見ればやめた方がいいでしょう。
でも続ける。
今年も2t買い付けます。
これで倒産するなら本望。
それくらいの覚悟で挑みます。



