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僕から見た京都コーヒー業界の10年2026.01.09
こんにちは。矢野です。
京都でコーヒーの会社を起業してからはや7年。
準備期間も入れると10年近く、京都のコーヒー業界を見てきました。まあ京都だけでなく日本、世界のコーヒー業界も。
まああえて京都のコーヒー業界に絞って見てみると、僕らが起業した当時というのは京都ではまさにスペシャルティコーヒー、いわゆるサードウェーブと言われる浅煎りのコーヒーを産地ごとの酸味の違いを味わいながら楽しむということが広まり始め、いくつかの人気店が台頭してきた時期でした。
今はそのいくつかの店舗がそれぞれに成長し、京都のコーヒー業界の中枢をになっているような気がします。
ちょうどブルーボトルコーヒーが日本に進出してきたのもこれくらいの時期かな。
大衆向けのスターバックスに対して本物思考のブルーボトルみたいな感じでかなりセンセーショナルな進出でしたよね。
京都1店舗目の南禅寺にあるお店はオープン当時連日表の通りまで行列ができ、一日1000杯淹れてるなんて話も聞きました。
アラビカコーヒーがとんでもない速度で成長し出すのもこの頃から。
当時まだコーヒーはあくまで店内で飲むということが主流だった京都に「コーヒースタンド」という概念を持ち込み、ほぼテイクアウトオンリーの高回転率で営業をするというスタイルが誕生しました。
なので僕らが起業しコーヒーを始めた時というのは老舗の喫茶店と新たなコーヒースタイルが融合した非常に面白いコーヒーシーンが京都にあった印象です。
その中で自分たちもあそこに仲間入りするぞ!みたいな。
そこから少し時を経てどんどんコーヒー屋が増え、特に自家焙煎珈琲店が大量に誕生していき、焙煎をしている個人のロースターみたいなものは何ら不思議なものではなく、メニューがコーヒーしかないというのも普通になり、瞬く間に飽和し過渡期に突入。
今年で10年前後くらいになる先発組のコーヒーショップが先行者利益を得て強すぎて、卸先はない、商品では差別化できない、どこもかしこもお店はオシャレみたいな状況になったのがここ2〜3年。
そして昨年から今年頭にかけて、とうとう老舗珈琲店やかつての人気店が(これは珈琲店に限らずですが)閉店、倒産ラッシュが始まりました。
5年前には想像もつかないような状況に突入したと思います。
今や老舗と言いつつ実態は東京や外資に買収されてたり、大元は資本のある不動産会社やデザイン会社が運営している店ばかり。
さらにここ1年で東京や海外の資本のあるコーヒーショップが京都出店しまくっています。
情報過多により消費者も何を判断基準としてお店を選べばいいのかわからなくなっているこの状態ではマーケティングがうまく資金のあるところが優位になるのは当然のことですが、いろいろ考えさせられますね。
一体これからどうなっていくのか。
僕たちはどうしていくべきなのか。



