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アカイノロシ を立ち上げるまで②2020.06.13
どうも。アカイノロシの矢野です。
前回に引き続きまして、「アカイノロシを立ち上げるまで」をお送りいたします。
三輪に初めて「一緒に起業するか」と声をかけたのが年末のこと、そこから2週間の冬休みの間にお互い真剣に考えてみようということでお別れしました。
この2週間、正直わたしには2ヶ月に感じるほど長かった。
説明するまでもなく大いに悩んだからだ。(ちなみに三輪はあまり悩まなかったそう。三輪という人間を知っていれば、でしょうね。という感じ。)
悩みの原因ははっきりしていた。今までの人生では間違いなく1番、これからの人生でも3本の指には入る大きなターニングポイントであり、決断だったからだ。
なんせ私は幼稚園から高校までは公立に通っていたし、(一応高校入学では試験を受けたりもしたけど推薦のようなものだったので心理的負荷は0)大学などどこがいいか考えるのもめんどうで兄が楽しそうに通っていたのをみて同じ大学に指定校推薦で入った。
いわゆる進路を決めるというタイミングで人並みに迷っているポーズはとっていたが実際のところ悩んだこともなければ、何かを左右するような決断などしたこともなかった。
そんな私に訪れた初めての決断。
「起業するか、しないか。」
この悩みを抱えたまま1月の初めにゼミの友人2人とスペインに1週間ほど旅行に行った。(全然関係ないけど旅行先としてスペインは超おすすめです!)
スペインの街並みや食べ物を楽しみながら頭の片隅には常にこの悩みがつきまとった。
起業したとして成功するだろうか、上手くできるだろうか、失敗したらどうしようか。自分に問いかけていた。
そんな中、3日目だったか4日目だったかのバルセロナからマドリードに向かう電車の中4〜5時間ぐらいはあったと思うが、その間車窓から外の景色をひたすら眺めていた。
景色は街並みから広大な雪原に。
この時人生で初めて地平線を見た。日本に住んでいると島国なのもあるし、山も多いのでなかなか地平線をみることがないと思う。
どこまでも続いている大地を見ていると自分の存在がすごくちっぽけなものに思えてきて、そんな自分の悩みなど本当に小さなもの。
しかも悩んでいたことといえば悩んでもどうしようもないような未来のことばかり。(だから悩みなんですけど。)
先のことはいくら考えても予測できないし、もしかしたら明日交通事故で死ぬかもしれない。
それなら今自分がやりたいと思っていることをやろうと。やってみたいという気持ちに素直になろうと思った。
一度やると決めたらさっきまでの悩みが嘘のように気持ちが軽くなった。
本当はもうとっくに結論は出ていたのかもしれない。
悩んだ時間の長さとは裏腹に決断の瞬間は唐突であっけなかった。
まだあの瞬間から2年半ほどしか経っていませんが、すごく昔のように感じます。今思い返すとあの悩んだ時間も決断した瞬間もすごく青臭く、恥ずかしい思い出で何をそんなに酔っとるんだと思うこともあるのですが笑、それでもあの時間はすごく21歳等身大の自分だなと思うし、同じような悩みを抱えている人たちも沢山いるのかなと思うので、こうしてちゃんと文字にして残すことが大事な気がして少し長くなりましたが書かせていただきました。
よく「できるか、できないかじゃない。やるか、やらないかだ。」みたいな言葉を聞くことがあると思います。今となっては本当にその通りだと思うのですが、言葉ほど実際に実行することは簡単ではないと思います。自分もそうだったので。
でも一度やると決めたらそれまでの悩みが嘘のように気持ちが軽くなったの覚えています。やると決めると「どうやって成功させるか」というところに考えが移り変わり、失敗したときのことを考えなくなったからです。
やりながらどうしよう、ああしよう、こうしようと考えているときは、やらずにできるか、できないかと考えている時よりも圧倒的に不安も余計な悩みも少ない。
この先本当にたくさんの失敗や壁にぶち当たることになるのですが、この気持ちは今も変わりません。
今回は少しシリアスでポエミーな感じになってしまいましたが笑、今まで割と時系列に則って起こった出来事を淡々と書いていることが多かったので、当時自分がどう感じていたのか、どんなことを考えていたのか、もう少し内面に焦点を当てた話もできればと考えています。
では次回からはやると決めた僕たちがどのように動き出すのか!
乞うご期待!!
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