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アナエロビックとはなんぞや?2022.10.03

こんにちは。矢野です。

毎週日曜日更新のラフラジ第34回が公開しました。
https://anchor.fm/laughter8

今回は前半は夏の振り返り。後半は10月8日9日にあります和歌山でのコーヒーイベントに向けて準備していることについてお話ししています。今年の夏は暑さが長く残っていたのでコーヒー豆屋には少々厳しい夏でしたが、毎日お客様にはご来店いただいて楽しく夏を越すことができました。イベントもたくさん参加させていただきましたしね。
来週は和歌山からラジオをお送りしますので楽しみにしていてください。

 

さて和歌山のコーヒーイベントですが、どんなイベントかと言いますと、和歌山美術館の敷地内でコーヒーが10店舗くらいその他の店舗が20店舗くらい参加するライフスタイルやカルチャーを広く発信するイベントになっています。

その一角でコーヒーフェス的なことをしていて、メインは和歌山コーヒーショップさんが参加されている中、京都からは僕らが参加していて、飲み比べチケットがあるのですが、この飲み比べで飲めるコーヒー豆が全店舗で統一されていて、同じコーヒー豆をいろんな店舗が焙煎して、その味わいの違いを楽しもうというものになっています。

なので指定されているコーヒー豆があって、その豆をここ数日何度も焙煎してスイートスポットを探しているという感じです。
そしてちょうどその次の週10月15日が2周年なので、どうせだったらこの豆を周年の特別豆として皆さんにも飲んでいただこうということでちょっと多めに仕入れました。なので楽しみにしていてください!

で、その豆とは一体なんだということなんですが、それがこちら

『ニカラグア マイクロロット ペラルタ農園 Samaria JAVA ナチュラル アナエロビック』

なんのこっちゃという方もいらっしゃると思うので、簡単に説明すると
ニカラグアが国名、マイクロロットは少量生産、ペラルタ農園Samariaが生産している農園とその区画名、JAVAが品種、ナチュラルが精製方法、アナエロビックが発酵のさせ方。

アナエロビックの豆を扱うのは初めてなので今回はここをお話ししたいと思います。

美味しいコーヒー豆を精製する上で発酵の工程はすごく大事だとされているのですが、元来行われてきた発酵は好気性発酵と言って空気に触れさせながら発酵させる方法でした。

そこから最近の研究によってどうやらこの発酵のさせ方によって狙った味に持っていけるのではないかということがわかり、行われるようになったのがこのアナエロビック。日本語では好気性発酵の反対で嫌気性発酵です。

嫌気性発酵は豆を閉じ込めて空気に触れさせないようにして発酵させて、温度湿度管理をして、適した微生物を気持ちよく活動させるというものです。

これによって今までのコーヒーとは一線を画す複雑で特徴的な香味を作り出しているんですね〜

実際このニカラグアの豆ですが、グラインダーで挽いた時にはフルーティな香りの中に味噌のような香りを感じて、口に含むとメロンのような甘い果実感があるのですが、その後温度変化とともにどんどん香味も変化していきます。ただナチュラルの特性なのかアナエロの特性なのか冷め切ってしまうと少し舌の横側にえぐみのようなものを感じます。

なので熱い間に飲み切るのがおすすめですね。ベストな温度の時は爆発的にうまいですよ!
イベント明けくらいから店頭とオンラインショップで販売するので是非飲んでみてください!