laughter

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今日は少し昔話をしましょう。2022.12.04

こんにちは。矢野です。

お先にお知らせ。

本日予定されていた石臼とコーヒーのイベントは中止になっています。
申し訳ございませんがお気をつけください。
そして昨日ご来場いただきました皆様ありがとうございました。
お客さんの数的には少し渋かったみたいですが(笑)、まあかなりニッチなイベントなのでそれもしょうがないでしょう。
でもたくさんお客さんが来たイベントがよくてお客さんが少なかったイベントがよくないというものでもありません。そこは等しく価値があると思っているので、また後日当日の様子を言ってくれた三輪から聞くのを楽しみにしています。

もともとこのイベントは石臼ミルを作られている「醒間(サマシマ)」さんから今度ギャラリーでこういうイベントをやるから出てくれないかと石臼ミルご持参でお声がけいただいて、石臼ミルに手を触れた瞬間にこれは最高の体験になるなと何より自分が興味があって即決でお受けしました。

その時はまだ賀茂川店がこの時期にオープンするということは決まっていなかったので僕が行く気満々でいたんですが、結果的に行けなくなって…。

そんな思いでお受けしたものだったのできっと参加された方は素敵な時間を過ごされたことだと思います。また一緒にイベントできたら良いなーと思っております。ありがとうございました。

季節が良くなったら賀茂川店のテラスでやっても良いかもしれない。

 

さて、今日みたいな曇った寒い朝は深煎りが飲みたくなる。
ということで今朝のコーヒーはチャーリー深煎りにしました。
いつ飲んでもこんなに美味しかったっけ?と思わせてくれる甘みの余韻が心地良い味わいです。

ということで今日は少し昔話をしましょう。

僕が初めてタイに行ったのは大学3年生の夏。
当時和歌山のワイナリーでワインを作ったり、それをどうやって広めるかということを一緒に活動させてもらっていました。

そこでたまたまタイ人の従業員の方がいて、そのかたがタイの山岳民族であるアカ族で、もともと麻薬栽培をしていた場所がコーヒー農園に変わっている。という話を聞いてワイナリーの社長とタイ人の方と三人でタイのコーヒー農園を見に行ったのが始まりです。

そこからなんだかんだあってタイのコーヒーを仕事にすることが決まって、チャーリーさんと出会うのは2度目のタイ。

この時は三輪さんと一緒に行ったんですが、まあここの話はHPのストーリーのところに書いてるのでそちらをご覧ください。要はチャーリーという名前だけを頼りにドイチャン山をあっちに行ってこっちに行ってしながら奇跡的に出会うことができたというものなんですが、よく聞かれるのが「なんでそんなことができたんですか?」「諦めるっていう選択肢なかったんですか?」という質問。

確かに僕はすごく覚えてるんですが、当時三輪さんと通訳で同行してくれてた方は途中からすごく帰りたそうにしてました。笑

当の僕はというと諦めるとかもうちょっと頑張ってみようとかそんな考えで歩いてたわけではないです。

よくこの話を聞くと皆さん僕が不屈の精神の持ち主で強い意志によって諦めずに進んでいったと思われるのですが、そういうものじゃないです。

僕は単純に楽しかったんです。
小さい頃から冒険とか探検とかが大好きでいつもあの山の向こう(京都は盆地なので)にはどんな世界があるんだろうと考えていて、よく友達を誘っては山を歩き続けるみたいなことをしてました。道に迷いかけたことも何度もありますが、それでも結局は未知の世界に行けないことにちょっと不満をもったりしてました。

だからそんな僕からすると全く知らない土地であっちにいるこっちにいると言われて、山を歩いている時間そのものがたまらなく楽しかった。

今こうしてこの仕事をしている理由もそれです。
明日がどうなってるかわからない。1年後はもっとどうなってるかわからない。
Laughterができてから2年で店が3つになってるなんて想像もしてなかった。

そういう未知との遭遇が僕の行動原則であり人生におけるアイデンティティです。

道が二つあったら僕は迷わず先行きがわからない見通しが立っていない方を選びます。

カフェをやりたい。コーヒーのインポーターをしたい。起業したい。色んな相談をされることがありますが、結果だけじゃなく過程を楽しめないとなかなかしんどくなると思います。

好奇心で動いてる人は最強です。

少し長くなりましたが今日はちょっと語ってしまいました。笑