こんにちは。矢野です。

毎週日曜日更新のラフラジ第43回が公開しました。
https://anchor.fm/laughter8

今回は久しぶりにお互いの近況を話しました。最近はお知らせすることが多くてなかなか自分たちの話をする時間がなかったんですが、イベントも一巡終わって新店舗の方も落ち着いてきたのでちょっと一息ということで。大した話はしていないのでくだらない話が聞きたい方は暇つぶしに是非どうぞ。

さて、そんなラジオの中でも話として出てくるのですが、今日は「技術と感性」という話を。

技術と感性というのは割と対極にあると思うのです。
技術というのは目指すべきゴールがあり、つまり型がありそこに向かって無駄なものを削ぎ落としていく作業。感性というのは正解のないものに対して自分の中から産み落としていく作業。

この二つの要素が混ざり合っているものが素敵だなと思うんです。
例えば絵にしたって原色を多用した何を描いてるかわからない絵ももちろん良いですが、日本画のように派手さはないけど緻密で繊細筆遣いが感じられる絵とか。

確かな技術を感じられるんだけど、それだけじゃなくてその人特有の個性がしっかり感じられるもの。

最近コーヒーもそうだなーと思っていて、焙煎とか抽出とかって、もう理論としてこういうものがいいという型が割と決まっています。それは技術のものなのでしっかり練習をして研ぎ澄ましていかないければいけないものです。

でもそれを踏まえて自分はどういうものを表現しようという部分があったり、そもそもコーヒーは嗜好品ですから、人によって好みの味の感じ方も違うわけです。ここは感性の部分でその人らしさが表現される部分。

素敵なコーヒー屋さんというのはこの二つの要素がどちらもしっかりと確立されているお店だなと最近感じています。