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最近小説を2冊ほど読みましたのでご紹介。2024.04.19

こんにちは。矢野です。

先にお知らせ。

新しいシーズナルビーンズ「ロッソ ブラジル」販売中です!

焙煎度合いは浅煎り。

「ロッソ」とはイタリア語で「赤い」を意味する言葉で赤ワインのことをロッソと呼びます。
そんな名前がつけられたこのコーヒーは名前通り、非常にワイニーで甘い果実感が鼻腔からすうっと抜けていくと同時に程よいボディ感もあるまさに赤ワインと表現したくなる味わいです。

各店舗及びオンラインショップにて販売開始しております。
https://laughter-coffee.com/product/product-8263/

そして春季限定のラフターバーさくら味が販売中です。

ホワイトチョコを混ぜ込んだブラウニーに抹茶チョコのソースと桜の花びらに見立てたベリーチョコをトッピングしております。

コーヒーとも相性抜群ですのでぜひお試しください!(こちらの商品は店舗限定です。)


僕はミステリー・サスペンスものが好きでして、お休みや寝る前なんかによく映画を見たりするんですが、最近ちょっと見たいものがないなーと思っていたところ、ふとじゃあ久しぶりに小説でも読むかと思い立ち、適当に有名なやつを2冊ほど買ってみました。

結局1日1冊ずつ読んでしまって2日で終わってしまったので値打ちがあったのかなかったのかでしたが…笑

買ったのは「十角館の殺人」「葉桜の季節に君を想うということ」の2冊。

どちらも面白かったのでちょっとあらすじを紹介します。

 

「十角館の殺人」
十角形の奇妙な館が建つ孤島に大学のミステリ研究会の7人が1週間の泊まりの旅行にやってきます。この島では半年前建築家の中村青司が妻と使用人二人を殺害した後、焼身自殺したという曰く付き。そんな孤島で再び連続殺人事件が起こる!というもの。

ストーリーはこの1週間という期間の中でミステリ研究会の7人がいる孤島と孤島に行かなかった研究会の江南を中心とした本島での出来事を行ったり来たりする2部構成で進んでいきます。

孤島では人知れず次々に行われる殺人、本島ではとある手紙をきっかけに江南が半年前の中村青司事件の真相究明に奔走します。果たして半年前の事件の真相とは何なのか。そしてその事件と孤島での連続殺人は関係しているのか。

次々に判明する半年前の事件の真相を江南と一緒に解き明かしていく過程はワクワクしっぱなしですし、何といっても一連の事件が終結したのちの終盤のあの1行の衝撃。

僕も一緒に推理しながら読み進めていて、この物語1番のトリックを成立させるために冒頭からある設定が盛り込まれているのですが、僕はその設定を読んだ時からこういうトリックで来るんだろうなということは予想がついたのですが、犯人の確信をつくことはできませんでした。

ラストの真犯人の独白ではその全てが語られるのですが、なるほどなと気持ちよくストーリーを回収してくれます。

そしてこの十角館の殺人はなんとこの度映像化されるそうなのですが、このトリックは絶対に映像化不可能と言われていて、果たしてどうやって成立させているのか。そちらも見ものです。

 

「葉桜の季節に君を想うということ」
探偵まがいの自称「なんでもやったろう屋」の主人公が知り合いから詐欺事件の真相を調べて欲しいと依頼される。そんな中電車のホームで自殺しようしていた麻宮さくらと運命的な出会いをして…という詐欺事件の真相と麻宮さくらとの恋の結末を追う恋愛活劇ミステリー。

ストーリー展開の性質上あまりうまくあらすじを説明することができないのですが、かなり時系列が行ったり来たり、パートごとの主役も行ったり来たりで中盤くらいまではどう収束するんだという感じで、終盤までまあ普通に面白いけど予想がつく範囲の内容でスッキリと終わるのかと思いきや、最後には予想もしない事実が明かされて度肝を抜かれること間違いなし。
確かにそんなことは書いてなかったけどマジかよ。
とすぐ冒頭を読み返しにいくことになるでしょう。先入観とは怖いものです。僕もまんまと騙されました。
ずっと感じていたうっすらとした違和感や、要所要所でうん?と思ってたことの辻褄が一気に合わさっていく。

これも本じゃなかったらなしえない巧妙なトリックでした。
叶うならもう一度記憶を消して最初から読みたい!

恋愛活劇ミステリーと聞くと若者向けの作品と想像される方もいらっしゃるかも知れませんが、ご年配の方にこそ読んでいただきたい作品です。タイトルの「葉桜…」なるほど。

おっとこの辺りにしておきましょう笑


久しぶりに小説を読んだんですが、今更ですが、小説はいいですね。笑
映画なんかはせいぜい2時間という時間の中で展開させるしかありませんが、小説はもっと長くたくさん伏線やら何やらのタネが撒かれていて、登場人物の心情に寄り添うのも容易な気がします。

とはいえ僕は映画も大好きですので、どちらにも想うことはやっぱりちゃんと最初から最後まで見るから(読むから)感動するということですね。

最近ではあらすじと要点、結末だけをかいつまんで10分くらいで紹介されるものが人気だったりもするみたいですが、映画や小説なんてのは贅沢な娯楽品なんですからじっくり楽しみましょう。

 

ということで本日も美味しいコーヒーと共にお待ちしております☕️