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嵐山の福田美術館「美人画」行ってきました2024.06.13
こんにちは。矢野です。
先にお知らせ。
新しいシーズナルビーンズ「ロッソ ブラジル」販売中です!
焙煎度合いは浅煎り。
「ロッソ」とはイタリア語で「赤い」を意味する言葉で赤ワインのことをロッソと呼びます。
そんな名前がつけられたこのコーヒーは名前通り、非常にワイニーで甘い果実感が鼻腔からすうっと抜けていくと同時に程よいボディ感もあるまさに赤ワインと表現したくなる味わいです。
各店舗及びオンラインショップにて販売開始しております。
https://laughter-coffee.com/product/product-8263/
ここ数日で一気に暑くなってきましたね。
もう夏だ。今日も最高気温は30度を超えるみたいです。でも暑いの自体はそんなに嫌いじゃないんですよね。寒い方がよっぽど嫌いで。やっぱり寒さは死に直結しますからDNAにきざまれているんでしょう。
数多の動物も寒さで絶滅したものの方が圧倒的に多いですから、人間も本当にピンチなのは温暖化ではなく氷河期のような寒冷化した時だなんて聞いたことがある気がします。
そんな暑い中ですが、昨日は前々からずっと行きたかった嵐山にある福田美術館に行ってきました。
先に言っておくとこの福田美術館には徒歩5分ほど行ったところに別館があり、共通券の方がお得なのでそちらの購入をお勧めします。
今回はこちらに「美人画」を見に行ってきました。日本画の綺麗な女性が屏風などに描かれているアレです。ああ言った作品を見ていると一見とても前に描かれたものなのかと想像してしまいますが、物によっては1900年代に描かれているものもあったり、近代美術の対象としても脈々と楽しまれているものなんですね。その中でも僕は鏑木清方の作品が好きでした。
例えば現代アートに代表されるような色彩豊かな抽象画だったりは描かれているもの自体から何かを感じ取ろうとするところがあると思いますが、この美人画、特に鏑木清方の作品は日常の中の女性のある瞬間を切り取り描いているのでその前後のストーリーがすごく想像できるんです。対象の切り取り方は少しストリートスナップの写真に似ているかもしれません。
鏑木清方以外にも良いなと思ったのは鶯の鳴き声に反応して振り返っている女性。これを鶯を描かずに振り返る女性だけで表現している。この描き方はよく好んで用いられたようですが、実に日本的で粋な表現方法ですよね。
今になって本とかグッズとか何か買えばよかったと後悔しています。
それともう一つ良かったのはなんと言っても美術館自体。決して大きくはないのですが、非常に洗練されていて、窓から嵐山の景色の見え方などが素晴らしかったです。特に別館の2階。畳の大広間になっているのですが、モダン建築との融合を感じました。残念ながら別館に気付いている人が少ないのか空いていて、個人的には嬉しいですがもっと多くの人に知ってもらいたいです。
福田美術館は基本年中いろんな日本画の展示をしているのでぜひ行ってみてください。
それこそ海外の観光客の方にああいったものを見てもらいたいですが、残念ながら大半の方がおそらくインスタで人気のコーヒーショップとかスイーツとかに行ってしまっているんですよね。
それも悪くない。悪くないんだけど、うーん。
それでは本日も美味しいコーヒーと共にお待ちしております☕️