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長崎旅二日目2025.01.30
こんにちは。矢野です。
ブログの更新が滞っておりすみません。
僕が少し体調を崩したり、忙しかったりで書く余裕がありませんでした。
またぼちぼち書いていきますのでよろしくお願いします。
先にお知らせ。
10月15日Laughter4周年を記念してラフターオリジナルタンブラー発売!
こちらのタンブラーをご購入後、ご来店時にご持参いただくとドリンクのテイクアウト50円引きです。
10月15日までは先行販売としてお買い求め安くなっていますので是非この機会に。
各店舗およびオンラインショップにて販売中です。
https://laughter-coffee.com/product/product-8717/
店舗にてバレンタインブレンドが本日から販売開始しています。
随時オンラインショップでの販売やバレンタイン限定のプチギフト、そしてこのために僕が描き下ろしたオリジナルイラストカードなど販売開始しますので楽しみにお待ちください。
それでは間が空いてしまいましたが長崎二日目から。
二日目は長崎市内の主要な観光スポットを巡りました。
まずは一番楽しみにしていたグラバー園。
グラバー邸という日本最古の洋風邸宅が保存されている歴史的にも価値のある場所ですし、もちろん建築や庭園、施設内にはそのほかにも重要な建築や展示物が数多く配置されていて、長崎でも1、2を争う観光地でしょう。
建築好きでもある僕としてはとても楽しみにしていた場所でした。もちろん建築自体はとても興味深く美しいものばかりだったのですが、好きが故に気になってしまう点も多々あり…。
例えば邸宅の入り口には現代的なダスキンのマットが敷いてあったり(おそらく土足入室のため泥を避けたいのでしょうが。)屋根に当時は確実になかったであろうとゆがあったり。
極め付けはグラバー園が50周年らしく、同じく50周年であるキティちゃんとコラボしていて絶妙なところにキティちゃんがあちこちに。夜はプロジェクションマッピングをしているためその大きな機材がそこかしこに。
正直少し残念でした。もちろんキティちゃんに罪はなく、施設の経営のためコラボやイベント、設備など必要なことは僕も経営者の端くれですので重々承知しています。その上で一建築ファンとしてはもう少しなんの脈絡もないコラボやイベントではなく、この場所の歴史や文化に則った催しにできなかったのかなと。京都府立植物園の100周年記念事業しかり、この50周年コラボしかり。
展示室の一室に園長さんからのメッセージがあり、そこにも経済効果が上がってしまい、そこに対する街の期待値が高まってしまったことによって経済効果を重視し過ぎているから今一度歴史的、文化的な価値を重視した「本物思考」の取り組みをしていきたいと書かれていました。
どれだけの方がこのメッセージを読まれているのかはわかりませんが僕はこれを読んでまた数年後にでも来てみようと思いました。
そこから大浦天主堂に行き、周辺を散策しながら坂や路地を楽しみ、有名ではない教会や、重要文化財となっている建築群を見に行き、その道中で街のおばあちゃんと話したり、カメラでいろんなところを撮ったり。
しっかりとした観光スポットより何よりその道中の坂や路地があまりに素敵でこの時すでにこの街が大好きになっていました。
そして最後は長崎県美術館へ。
写真で見た時から絶対に来たいと思っていて、まず立地が海沿いでその立地を生かした建築の意匠も素晴らしくとても美しい美術館です。特に屋上展望台からの湾の景色は絶景。
この時はたまたま1800〜1900年代の黄金期とも言えるスペイン美術が企画展をしていて、正直この時期のものは腐るほど見てきたのであまり新しい発見には期待していなかったのですが、やはり何度見ても素晴らしいものは素晴らしい。最近僕自身デジタルでばかり書いていたのでやっぱり生のキャンバスに描かれた絵はいいなぁと改めて思いました。そしてつい先日勢いでまた大量の絵の具とキャンバスを買いました。笑 ちょっと最近忙しくていつ描けるかわかりませんが楽しみにしておこうと思います。
そしてもう一つ素晴らしかったのが同時期に開催していた長崎県出身の作家だけの県民ギャラリーという展示室。展示の仕方も面白くて作品の横に必ずその作家の写真が貼られているのですが、その写真がすごく個性が出ていて、日常の中で撮られたあったかいものからこのためだけに嫌々とったんだろうなというカメラ目線の真顔の写真まで色々あって作品よりその写真の方に注目しちゃいました。笑
でもこの取り組みからもこの美術館がアットホームで地域に開かれた場所であることが窺えます。
また長崎に来た時には必ず訪れたい場所の一つです。
そしてホテルに戻りこの日も絵を一枚描きました。
それがこちら。
これはグラバー園内のある展示室の中にいる異様に人懐っこい猫。あの猫がいつからどういう理由であそこにいるのかはわかりませんが僕の目にはいろんな歴史の中でいろんなものを見てきて、様々な感情を抱えながらも帰ってくるはずの誰かをずっと待っているように見えました。
本当は写真も話したいことももっといっぱいあるんですがこれでもかなり絞りました。笑
それでは次は最終日の話を。