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地鎮祭から見る日本の神に対する意識の奇妙さ2025.06.19
こんにちは。矢野です。
先にお知らせ。
シーズナルビーンズ「ケニア マリミラAB」が販売中です。
焙煎は浅煎り。
アプリコットやレッドカラントなどベリー系の甘酸っぱい爽やかでフローラルな酸味感と黒糖のような少しスパイス感のあるまったりとした甘味が特徴的です。
ケニア特有のトマト感も少し感じるものの、全体的なカップイメージとしては口当たりが良く上品な飲み心地で飲み手を選ばず召し上がっていただけると思います。
オンラインショップ及び各店舗にて販売中です。
https://laughter-coffee.com/product/product-8836/
夏限定メニューがスタートしています。
ダルメシアンコーヒー(飲むコーヒーゼリー)
アフォガート
極みコーヒー牛乳
去年も大人気だった夏季限定メニューたち。
早くも販売スタートしてますのでぜひこのちょっと暑くなってきた季節にひんやりしにきてください。
今朝店に来る前にスーパーに行ったら猫型のお掃除ロゴが導入されていました。
こんなローカルなスーパーにもいよいよ自動化の波が押し寄せていると思いながらみていたら、ゆっくりと僕の足元に。掃除をしながら爆音でBGMも奏でているようです。可愛らしいなーなんて思いつつ、買い物してたらなぜか懐いているのかゴミだと思ってるのか、ずっと僕の後ろをついてきてめちゃくちゃ恥ずかしかったです。心なしか周囲からくすくすと笑い声が聞こえる気も…。
そんな朝でした。
そして今日はケータリングでお願いしてもらったコーヒーの準備をしたり、これから卸のコーヒー豆の受け渡しがあったり。そんなことをしながらお店に立っています。
すっかり夏になりましたね。なかなか外を歩くのも大変な季節となってきましたが、先日火曜日には僕のもう一つの会社UMNUMで始める事業に関わる土地の地鎮祭に行ってきました。
店を始める場合というのは大抵空きテナントに入居することになるのでなかなか地鎮祭に参加することはないと思います。一般的にはご自身のお家を建てられる時くらいじゃないしょうか。
僕も初めての参加で事業用の土地ということもあって参加されている方も多く皆ビシッとスーツで思いのほか厳かな空気の中執り行われました。
ただここで一つ疑問が。
日本には万物に神が宿るという考え方があります。
なので土を盛り山を作り、そこに向けて拝んだり掘ったりするわけなんですが、神を下ろす、また神を昇らせる儀式もあるんです。
神を下ろすという表現から西洋的宗教観同様に天に神がいることが示唆されますが、それだと日本的な神に対する感覚ではそこら中に神がいる状態であるのに何故にわざわざ天からも神を下ろして来なければいけないのかと疑問に思いました。いやそんなこと考えてないで真面目に儀式を見てなさいよという話ですが。笑
そこで気になってちょっと調べてみたところ、神道によれば天上にいる神様と地上にいる神様では司っているものが少し違ったりもするようで、天上の神様は秩序を司るような神様でこの土地で無事に工事が行えれるようにと災いを振り払うためにこの儀式をしている中で天上の神様にもきていただいてよりその効果を高めるというような意味合いがあるようです。
やはりこういうところに日本の宗教や神に対する認識の寛容性みたいなものを感じますね。
最近西洋の宗教や国家についての本を読んだりしてることも多くて、その目線からこの日本を見た時にはかなり特殊に見えるというのは間違いないです。
地鎮祭一つとってもそうですが、家を建てるという時には多分大半の方が神主に来ていただいて執り行う。このような儀式が日本には当たり前のように多数存在し、みんなその意味とかそもそもなぜやるのか、というか何をやってるのか、全く知らずにただただ慣習として行っている人が大半でしょう。
もともとはきっとなんのために何故このやり方でやるのかというところが大事だったのにいつからか形骸化し、儀式だけが残ったということだと思いますが、やっぱり現代の日本の神に対する姿勢を考えるととても奇妙で面白いのでまたじっくり本など買い漁って調べてみたいと思います。
それでは本日も美味しいコーヒーと共にお待ちしております☕️