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久しぶりに風邪をひいて休んでみたら色んなものが見えた2025.07.10

こんにちは。矢野です。

先にお知らせ。

シーズナルビーンズ「ケニア マリミラAB」が販売中です。

焙煎は浅煎り。
アプリコットやレッドカラントなどベリー系の甘酸っぱい爽やかでフローラルな酸味感と黒糖のような少しスパイス感のあるまったりとした甘味が特徴的です。
ケニア特有のトマト感も少し感じるものの、全体的なカップイメージとしては口当たりが良く上品な飲み心地で飲み手を選ばず召し上がっていただけると思います。

オンラインショップ及び各店舗にて販売中です。
https://laughter-coffee.com/product/product-8836/

 

夏限定メニューがスタートしています。

ダルメシアンコーヒー(飲むコーヒーゼリー)

アフォガート

極みコーヒー牛乳

去年も大人気だった夏季限定メニューたち。
早くも販売スタートしてますのでぜひこのちょっと暑くなってきた季節にひんやりしにきてください。


ちょっと久しぶりになりました。
実は風邪を拗らせに拗らせまして。笑
月曜くらいにはもう鼻水と咳が止まらなくて流石にカウンターの中で咳をしながらコーヒーを淹れるわけにもいかないということで一日休ませていただいて、その後の火曜水曜は元々休みでしたのでまるまる三日間ずっと寝てたんですが、微熱と咳はある程度収まってものの鼻水だけがまだ続いております。
ただ流石にこれ以上お休みするわけにはいかないので今日から店に入っております。
てなわけでブログも久しぶりの更新となってしまいました。

三日間寝てると言っても何をしてたんだという感じですが、あんなにずっと寝転び続けたのは本当に何年ぶりでしょうか。笑
休みでも出かけたり、何かしたりということが普通でして休みの日にただ休むというかダラダラ過ごすみたいなことって本当になかったので三日間がものすごく長く感じました。

もともと火曜水曜が二日間連休になること自体ももういつぶりなんだという感じでして、先週から何をしようかたくさん考えていて、おそらく日本中の観光地や避暑地を検索したと思います。笑
調べすぎてどこにいけばいいのか全くわからなくなりこのままいったらどこにもいかずに終わってしまうし、みんな週休2日の人たちは毎週何をしてるんだろうとか色々考えていた末に結局は風邪をひいて家にいることになるという…。

話を戻しまして何をしてたんだという話ですが、正直最初の方はまあ言っても風邪をひいてるわけですから頭が全く回らなくて本も読めなかったのでずっとサスペンス物の古い洋画を見てました。映像だと頭が回らなくても内容を理解しやすかったので。
あとは携帯の広告で出てくるわけのわからんアプリのゲームをやってみたり。とにかく頭を使わずにできる暇つぶしに全振り。これが意外と面白かったり。
でもやっぱりアプリゲームなんかはずっとやってると確実に頭がバカになっていくだろうと感じました。
ゲームというのはそもそも目的を与えてくれるのでやることに脳みそをあまり使わなくていいんですよね。そして小さい画面、早い展開、脳が考えるのをやめて没頭していきます。

そのあとちょっと症状がマシになってから本を読み始めたんですが、その最初の方なんてあんまり読めないんですよ。文字が頭に入ってこない。これは風邪だからじゃなくて完全に脳みそが思考停止モードになってるのを感じました。

別にどちらも娯楽に違いありませんから読書の方が高尚だなんて言いませんが、脳みそが思考停止になる状態が常態化してくると典型的な現代人になってしまうんだろうと思います。

そんな中でこの前少し面白いネットの記事を読みましてそれが「二郎系ラーメンの信者的なお客さん」についての話。
行ったことはなくても知ってる方は多いと思いますが、ニンニクましましみたいなやつですね。僕も一度しか行ったことがなくてあまり知らなかったんですが、何やらたくさんルールがあるみたいですね。そしてその信者の方達はそれを忠実に守っていて、乱す人がいると舌打ちされるとかしないとか。笑

まったくいかない人からしたらそんなルールを押し付けてくる店になんでいくんだという感じだと思いますが、行ってる人からすると「ルールを細かく定めてもらった方が従うだけでいいから楽だ」という考察でした。

典型的な「指示待ち人間」にはぴったりなのだそうです。僕も今その記事の内容をかなりかいつまんで書いてますので気になる方は検索して全文読んでもらいたいのですが、その典型的な事件が火事があって店内には煙が立ち込めていたのに、店員さんが避難指示などをしなかったためにお客さんはその中で微動だにせず麺を啜り続けていたというのです。

俄には信じ難いですが、人のある側面に潜む性とは非常に面白い物ですね。

このようないわゆる「信者ビジネス」みたいなものは日本ではすぐに「宗教的で気持ち悪い」みたいに炎上したりしがちですが、海外ではカルトブランディング、カルトマーケティングという言葉があるくらいいかにして熱狂的な宗教じみた信者的顧客を作るかということが公然とビジネスの場でも語られています。

僕は無宗教ですが、宗教に興味を持って関連する様々な本を読み出したきっかけも宗教といういわば形のない或いは存在しないと言ってもいいかもしれない概念的存在をなぜにこれだけの人数が共通して「あると信じる」ことができるのかというところに興味を持ったからと言っても過言ではありません。

そして大多数の人が共通してあると信じるものは存在しだすんですよね。
かの有名なサピエンス全史でも人間がこんなにも発展できた唯一無二の能力は「存在しない事象を信じることができる能力」を持っていたからと結論づけています。

宗教、国家、法律、お金これら全て本当は存在しない空想の概念です。でもこれらをみんなが疑いを持たずに信じているから全て存在する。

かなり話が飛躍してしまいましたがこういうことを考えることが最近の楽しみであり、僕にとっての最高の娯楽なんです。

考えても結論の出ないようなことを考えることに時間とお金を使えることはこの世界で一番の贅沢かもしれませんね。

 

それでは本日も美味しいコーヒーと共にお待ちしております☕️