laughter

NEWS

原因不明のパニック発作との戦い2025.07.25

こんにちは。矢野です。

先にお知らせ。

シーズナルビーンズ「ケニア マリミラAB」が販売中です。

焙煎は浅煎り。
アプリコットやレッドカラントなどベリー系の甘酸っぱい爽やかでフローラルな酸味感と黒糖のような少しスパイス感のあるまったりとした甘味が特徴的です。
ケニア特有のトマト感も少し感じるものの、全体的なカップイメージとしては口当たりが良く上品な飲み心地で飲み手を選ばず召し上がっていただけると思います。

オンラインショップ及び各店舗にて販売中です。
https://laughter-coffee.com/product/product-8836/

 

夏限定メニューがスタートしています。

ダルメシアンコーヒー(飲むコーヒーゼリー)

アフォガート

極みコーヒー牛乳

去年も大人気だった夏季限定メニューたち。
早くも販売スタートしてますのでぜひこのちょっと暑くなってきた季節にひんやりしにきてください。


ここ1、2年夜に外出するということがめっきり減っていて、外食とかもほぼ皆無になってたんですが、ここ1ヶ月くらいで急速に増えています。
というのも別に遊びに出かけているわけではなく、夜に打ち合わせすることがすごく増えたので、単純に家に帰るのが遅くなっているだけなんですが。なので久しぶりに前はこんな時間に帰ったりするのが普通だったよなーと懐かしくなっています。

昨日も今別の会社で作っている新しいお店の現場打ち合わせに18時から暗くなるまで行ってきました。
骨組みは出来上がってきて昨日は内壁、床、天井の色と素材、木の色、そして外壁の色、照明などを考えてきました。自由度が高く面白くもあり、本当に難しい作業です。

夜に外にいることが最初の方は本当に嫌だったのですが、最近は慣れてきました。笑
いやはや習慣とは怖いものです。

 

そもそもなぜ2年ほど外出が減っていたのかというと、ブログの方でも一度話しましたが、特にきっかけがあったわけでもなくある時から自律神経失調症とパニック発作が伴う社会不安症というものになりまして。結局原因はあまり定かではないのですが、周りの人に聞いていると人前で話すことがある人とか、慢性的にストレスのかかる環境にいる人たちはなりやすいらしく、特に僕の知り合いの大人の方たちは大なり小なりみんななっていました。

僕も最初は何が起こっているのかわからず一応病院に行ってみたりしたのですが、どこに行っても悪いところがないと言われ、そのまま1年以上ズルズルと漢方や鍼治療で誤魔化していたのですがパニック発作だけが治らず、最後の手段として精神科に行きました。それが去年の年末くらい。

初めて精神科に行ったので、初めは自分が精神科に行くことがどこか恥ずかしいというか、まさか自分が精神的な病を患っているなんてことは思いもよらなかったので行くことに抵抗があったのですが、そこで診断されたのが「社会不安症」という症状。

簡単にいうと特定の苦手なシュチュエーションに遭遇した時に発作が起こって社会生活に支障をきたすというものらしいです。これがシュチュエーションに関わらず日常生活の中で突発的に起こり出すと「パニック障害」ということになるみたいです。

僕の場合、家にいる時とか屋外とかはならなかったのですが、閉鎖的な場所と人が多い場所が苦手で、例えば電車やバス、人前で話す、他人との食事、交流会、一番ひどい時はシャワーも厳しかったです。
急に動悸がしてきて貧血っぽくなって吐き気と眩暈、視界が真っ暗になってくるみたいな感じでした。

これが何が起こっていたかというと、例えば結婚式のスピーチなど緊張する場面があるとして、平常時から自分の出番が回ってくるまでにどんどん緊張してきますよね。手が震えたり冷や汗をかいたり鼓動が速くなったり、人によっては吐き気がしたり、フラフラしたり。でも出番が終わると平常時のラインまでまた神経の昂りは戻ってきます。というのが通常状態。

それが何かのきっかけで平常時まで戻らず少し高いところで止まってしまう。それがたまたま何度か続いてしまうと、平常時の緊張度のラインがかなり高いところで高止まりしてしまうみたいです。そうなると少し緊張するようなこと(普段なら体に症状が現れるほどじゃないこと)でも極度に緊張してるような症状が体に出てしまう。これを脳が記憶してしまうので、特定の苦手だと認識してしまうシュチュエーションに遭遇すると自分の意思と関わらず発作が起こってしまう。

だからメンタルの問題ではないんですね。脳の問題。
精神科というとメンタルが弱いやつみたいに思われるんじゃないかとか色々考えてしまって行きづらい人もいると思うのですが、そんなことはないですし、僕は名前を変えた方がいいんじゃないかと思っています。

ということだったのですが、この状態になると自力で治すのはほぼ不可能で薬を飲んでその平常時の緊張ラインを下げていくしかないのですが、この時に飲む薬が抗不安薬か抗うつ剤。
うつ病ではないのですが薬は一緒みたいです。

ただ僕も抗うつ剤を飲むのが初めてで驚いたのですが副作用が半端じゃない。人にもよるみたいですが僕は超気持ち悪かったです。正直仕事に行けるレベルではなかったので1週間くらい寝込みました。

あまりに酷く一度断念して、年始にもう一度種類を変えてもらってトライして、今回は2回目だったこともあるのか副作用が少しマシだったので2〜3日で仕事にも復帰できたのでそのあとは副作用も落ち着き、パニック発作の症状も時間はかかりますがかなりマシになりました。

てなことで最近はリハビリも兼ねて少しづつ外出したり外食したりまずはよく見知った間柄の人たちとしてみてるというところです。

原因がわからなくて対処のしようがなかった時は本当に絶望的でした。
僕は仕事柄人前で話すことも多いし、店にたっても混んできたら発作が起こるし、打ち合わせもオンラインじゃないとできないし、遊びにも行けない、電車にも乗れないみたいな状態でしたから。

それもあって絵を描くようになったり、ギターを始めたりみたいな側面もあって、それは結果的にはすごく良かったんですけど。笑

だからもし同じ状態の方がいたら僕は味方になりたいと心から思っています。
特に精神科に行くはかなり勇気がいると思いますが行ってみたらなんてことはないので長引く前にすぐいかれることを勧めます。
誰かに話すだけでも楽になるのでそんな方はぜひ話しに来てください。

 

それでは本日も美味しいコーヒーと共にお待ちしております☕️