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コーヒーは膨らんだ方がいいのか?2022.08.14
こんにちは。矢野です。
せっかくのお盆ですが生憎の雨続き。
雨といえば僕はめちゃくちゃ晴れ男でして、雨予報でも出かける時と帰ってくる時だけ雨が止んでたり、スペインに行った時は約1週間ずっと雨予報だったんですが、当日になると晴れに変わってるということが毎日続いて滞在中全て晴れになったりと。とはいえ雨に全く降られないというわけではもちろんなく、しっかり雨の時もあるんですが、結局気持ちの持ちようなんでしょう。運がいい悪いと一緒ですね。どちらにより注目してるか記憶してるかだと思います。
さて、気付けば最近ブログであまりコーヒーの話をしてないので今日はコーヒーの話をしたいと思います。
「コーヒーが膨らむ」について
これ割と店頭とかでご質問いただくんですが、まずなぜ膨らむかというとこれは焙煎したコーヒー豆の中に含まれているガスが水を注いだときに反応してき発するためもこもこと膨らみます。
このガスは焙煎直後に一番多く含まれていて、その後時間の経過とともに自然と抜けていきます。
なのでよく膨らむ豆は「鮮度がいい」「焼いて間もない」と言えると思います。
ただ「鮮度がいい」=「美味しい」とは必ずしもいえないので注意が必要です。
まずコーヒー豆は焼き立ては香りがしません。
豆や焙煎度合いによりますが焼いてから時間経過とともにどんどんコーヒーアロマが出てきてどんどん香り良くなっていきます。Laughterでいうと浅煎りの豆なら三日後か四日後、深煎りなら一週間後、チャーリーの深煎りなんかは十日後とかにピークを迎える場合もあります。なので豆の膨らみ方で言ったら当然焼いたその日が一番膨らむわけですが、一番美味しいのはと言われたら一週間二週間の間というようなことになるわけですね。そのときには膨らみが弱いかもしれないけど味か香りは一番いい。
あと、コーヒーミルを持っておられない方はお店で購入する際に挽いてもらわれる場合も多いと思います。
挽いた瞬間に一番ガスは抜けますので粉で購入された場合も鮮度に関わらず膨らみにくくなります。
さらにいうと浅煎りより深煎りの方が膨らみやすいし、カフェインレスなんて焼き立てでも全く膨らまないし、水の注ぎ方によっても膨らみやすい方法と膨らみにくい方法があります。
水を注いだとき勢いよく膨らんだ方がなんとなくいいような感じがしますが、美味しさという観点から見ると一概にはそう言えないという話でした。