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アラビア種とロブスタ種飲み比べてみた2023.09.23

こんにちは。矢野です。

先にお知らせ。

シーズナルビーンズ「ビジャ コロンビア」発売中です!

グレープフルーツやライム、林檎のような爽やかなフレーバーと軽やかな口当たりがこの暑い夏にぴったりのすっきりとして味わいです。
液体が暑い間は強く酸味を感じ、冷めていくと共にどんどん甘さが引き出されていくのでぜひ温度変化とともにお楽しみください。

※オンラインショップ、賀茂川店での販売は終了しました。西陣店の在庫のみとなります。


先日ベトナムに行った知り合いからお土産としてコーヒー豆をいくつかいただきました。

その中の一つにベトナムのロブスタ種の深煎りのシングルオリジンがありました。

先に説明しておくとコーヒー豆には大きく分けてアラビカ種とロブスタ種という品種があります。

アラビカ種は主にドリップコーヒーに使用されている品種でスペシャルティコーヒーなんかはその大半がこのアラビカ種です。育てるのが難しく繊細ですが、土地の特性などにより大きく味が変わり品質が高いとされています。

ロブスタ種は日本だとインスタンコーヒーや缶コーヒーに使用されることも多く、欧米ではエスプレッソに使用されることもあります。育てやすくたくさん作ることができますがその分アラビカ種に比べ品質は劣るとされお茶のような香りがすることも特徴です。

もちろん例外もありますしロブスタ種のスペシャルティなんかも最近出てきているので全てがこの通りとは言えませんが大まかにはこんな感じです。

 

話を戻すとそんなロブスタ種のコーヒー豆を知ってか知らずか買ってきてくれたんですね。
ベトナムはロブスタ種のコーヒーを多く作っている産地としてすごく有名で、コンデンスミルクを入れた甘いコーヒーのイメージを持たれいる方も多いのではないでしょうか。

そんなベトナムのロブスタ種ですが、それをドリップで飲む機会っていうのは案外なくて、今回初めてロブスタのドリップを自分で淹れて飲むことができました。(ありがとう!何気に高い豆買ってきてもらうより嬉しい。)

焙煎は深煎りでちょうどうちにあるチャーリーの深煎りと一緒くらい。チャーリーもタイの豆で同じアジアなので比較するのにちょうどいいと思い両方一緒に飲んでみました。

最初ベトナムのロブスタを淹れたてで飲んだ時、思いのほかめちゃくちゃ美味しくて、値段がチャーリーの半額以下なので正直「おっとこれは大丈夫か。」と思いました。笑

その後チャーリーを飲むとやっぱり甘味や後味の綺麗さがチャーリーの方がよく、やっぱり美味しいよな。と思ったんですが、大きな差が出てきたのはこの後。

食べ物でもそうですが、出来立ての熱い間はなんでも美味しいじゃないですか。お肉だって安い肉でも焼き立ては美味しい。でも冷めてくると硬くなったり味がしなくなったり。

コーヒーも同じでいいコーヒーというのは冷めても美味しく雑味がないんですね。それくらい冷めてからの方が豆の本当の美味しさというのはすごく表れてきます。

今回も冷めてもチャーリーは甘さが強く後味がクリーンで透き通っていました。
それに比べロブスタは燻されたお茶のような、湿った落ち葉のような香りが強く出てきて、暑い時に飲み比べた印象よりもさらに大きな差が出てきました。

これは別にこのベトナムのロブスタを批判しているわけでは全くなく、中にはこの味が好きだという方もいるだろうし、ドリップじゃなくてもアレンジコーヒーに使えばコストも抑えられて重宝する可能性だって大いにあるわけで。

知識としてはロブスタがどんなものかということは知っていてもちゃんと経験して感じてみるとまた違う発見があるだとすごく勉強になりましたし、これは何かに使えば面白そうだと俄然興味が湧きました。

これを読んで興味が湧いた方は賀茂川店に来てくださればお出しできるのでぜひ声をかけてください。

 

それでは本日も美味しいコーヒーと共にお待ちしております☕️