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大阪中之島美術館「モネの連作」行ってきました。2024.03.25
こんにちは。矢野です。
先にお知らせ。
新しいシーズナルビーンズ「ロッソ ブラジル」販売中です!
焙煎度合いは浅煎り。
「ロッソ」とはイタリア語で「赤い」を意味する言葉で赤ワインのことをロッソと呼びます。
そんな名前がつけられたこのコーヒーは名前通り、非常にワイニーで甘い果実感が鼻腔からすうっと抜けていくと同時に程よいボディ感もあるまさに赤ワインと表現したくなる味わいです。
各店舗及びオンラインショップにて販売開始しております。
https://laughter-coffee.com/product/product-8263/
そして春季限定のラフターバーさくら味が販売中です。
ホワイトチョコを混ぜ込んだブラウニーに抹茶チョコのソースと桜の花びらに見立てたベリーチョコをトッピングしております。
コーヒーとも相性抜群ですのでぜひお試しください!(こちらの商品は店舗限定です。)
毎週日曜日更新のラフラジ第110回が公開されました。
https://anchor.fm/laughter8
今回は美術館とSNSの話。先週三輪さんが鉄道の話をしていたので今週は僕が美術館の話をしました。ちょうど中之島美術館で現在開催してる「モネの連作」を見て来たのでその時に感じたことをお話ししています。
アート以外にも通じる話だと思うのでぜひ聞いてみてください。
てことでもうちょっとこの話をしたいと思います。
現在大阪の中之島美術館で開催している「モネの連作」を見に行ってきました。
モネといえば皆さんご存知の睡蓮が有名ですね。
でも睡蓮の絵はモネが晩年に描いたものでそれ以外にもたくさんの絵を描いています。いわゆる印象派の画家で主に風景画をたくさん描いていますがその光の捉え方や水面の表現など色彩豊かに描かれていて、さらに特徴的なのはモネの絵って近くで見ると適当に絵の具が重ねられてるだけのように見えるんですが、離れていくとどんどん絵の輪郭が見えてきて、目で見る以上の感動を与えてくれるような気がします。
さらにもうちょっと雑学ですが、モネが活動していたのは主に1800年代で、この時期から印象派に代表されるような風景画が描かれることが増えていますが、ちょうどこの時期にまずブルジョワ革命があって、それまでは絵描きというのは貴族階級のお抱えで画工と言われるような宮殿で頼まれた肖像画などを書くことが仕事でした。(だから豪華な装飾を身につけた肖像や屋内の絵が多いです)そこから資本家など一般市民の階級が確立されていったことにより市民の中にお金持ちが誕生していき、彼らから絵を外注してもらえるようになり、絵描きのポジションも変わっていきます。
これと同時期にそれまでむき出しだった絵の具からチューブ入りの絵の具が開発されることにより、絵の具を持ち運べるようになったので一気に屋外の絵、つまり風景画がたくさん書かれるようになったんですねー。
と僕は認識したいますが間違ってたらごめんなさい。
知ってたからなんだよという話ですが、一見政治や権力とは無縁に見える芸術も実は密接に繋がりがあって当時の時代背景を知るとより絵が楽しめます。
だから油絵や風景画なんかも今から見れば古典的なものに見えますが、当時からすると斬新でアバンギャルドなものだったわけで、その時代に描かれたからこそ価値があると言えると思います。
なので最近はAIアートなんかがそれはアートと呼べるのかという議論がよくされていますが、何で書くか、何を書くかというのは時代によって変化していくし、常にその時代時代で新しいとされたものが価値あるものとして後世に残っていくことを考えると、これもあながち正しい流れなのではないかと思いますし、何百年後かにはAIで描いたこんな古典的な絵の何がいいんだというように言われている時代が来るかもしれません。
後半かなり話がそれましたがモネの展示自体の感想はラジオの中で言ってますし、改めてまた次のブログにでも書きたいと思います。
それでは本日も美味しいコーヒーと共にお待ちしております☕️