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タイコーヒー事情から考えるコーヒーの未来2024.03.29

こんにちは。矢野です。

先にお知らせ。

新しいシーズナルビーンズ「ロッソ ブラジル」販売中です!

焙煎度合いは浅煎り。

「ロッソ」とはイタリア語で「赤い」を意味する言葉で赤ワインのことをロッソと呼びます。
そんな名前がつけられたこのコーヒーは名前通り、非常にワイニーで甘い果実感が鼻腔からすうっと抜けていくと同時に程よいボディ感もあるまさに赤ワインと表現したくなる味わいです。

各店舗及びオンラインショップにて販売開始しております。
https://laughter-coffee.com/product/product-8263/

そして春季限定のラフターバーさくら味が販売中です。

ホワイトチョコを混ぜ込んだブラウニーに抹茶チョコのソースと桜の花びらに見立てたベリーチョコをトッピングしております。

コーヒーとも相性抜群ですのでぜひお試しください!(こちらの商品は店舗限定です。)


今日から一気に最高気温が20度超えるみたいですね。
もうなんでやねんという感じですが、気温差が大きいと体調崩しやすいので皆様ご自愛ください。

いまだに鴨川の桜が咲きそうな雰囲気は全くありません。笑
去年が早かったのか今年が遅いのか。
今年は雨が多いので咲いてもすぐ散ってしまうかもしれませんね。
開花状況はこちらで随時お知らせしていきますのでよかったチェックしてください。

 

昨日来てくださったお客様が最近までタイに住われていた方で、ちょっとタイのコーヒーについて話をしていました。

タイのコーヒーもなんだかんだ長い歴史がありますが、もともとロブスタ種というエスプレッソやインスタントコーヒー、缶コーヒーに使用する豆をたくさん作っていて、ちょっとコーヒーに詳しい方だったらタイのコーヒーは美味しくないという印象を持たれている方も多いかもしれません。ドリップで飲むにはあまり適していないコーヒーなので。
ベトナムコーヒーみたいに甘いミルクを入れて飲むと美味しいです。

そこからアラビカ種の豆が作られるようになっていくのですが、僕が一番最初にタイに行った時、今から約6年前くらいでしょうか。この時にはすでにコーヒーショップだらけというくらいカフェがたくさんそこら中にありました。(僕が行っているのはチェンマイやチェンライなのでバンコクではないですがそれでもすごいです。)

ただこの時は日本に比べるとおそらくお店の人もあまりよくわかってないけど流行ってきてるからやっているという感じで、味もそこまで美味しいと言えるものではない店が大半でしたし、ドリップをしてる店は限りなくゼロに近く、エスプレッソ系のマシン抽出のものが大半でした。

そこからコロナ前くらいに行った時にはいくつか本気で取り組んでいる店が出てきていて、作られているコーヒーのレベルもすごく上がってきているのを肌で感じるほどに。さらにちょくちょく山の方の生産者がそのままそこにお店を作ったり宿泊施設を作ったりしようとしているという話まで出てきていました。

それがこの前コロナ明けでタイに行った時には一気に加速していて。
まず何年か前に大量にあった有象無象のカフェがかなり淘汰されていて、それは観光産業で稼いでいるタイなのでコロナによる影響もあるかと思いますが、それと同時に本格的に取り組んでいるコーヒーショップの数も増えていて、人気のある店とそうでない店が大きく分かれ出している感じでした。つまり客層も以前は観光客オンリーだったものが今では現地の学生なんかも利用している。生産国が消費国に変わってきているという大きな変化を感じました。

多分この状況はタイだけでなくて、いろんな国で起こっていて、生産国が消費国になるということは生産国の所得が上がってる、物価が上がっているということなので、現状コーヒーを輸入するしかない日本でのコーヒー価格というのはどんどん上昇していく可能性が高いということです。

コーヒーが高級飲料になる世界がすぐそこまできてるかもしれませんね。

 

それでは本日も美味しいコーヒーと共にお待ちしております☕️