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美術館「えきkyoto」の「鴨居玲展」行ってきました。2025.06.05

こんにちは。矢野です。

先にお知らせ。

シーズナルビーンズ「ケニア マリミラAB」が販売中です。

焙煎は浅煎り。
アプリコットやレッドカラントなどベリー系の甘酸っぱい爽やかでフローラルな酸味感と黒糖のような少しスパイス感のあるまったりとした甘味が特徴的です。
ケニア特有のトマト感も少し感じるものの、全体的なカップイメージとしては口当たりが良く上品な飲み心地で飲み手を選ばず召し上がっていただけると思います。

オンラインショップ及び各店舗にて販売中です。
https://laughter-coffee.com/product/product-8836/

 

夏限定メニューがスタートしています。

ダルメシアンコーヒー(飲むコーヒーゼリー)

アフォガート

極みコーヒー牛乳

去年も大人気だった夏季限定メニューたち。
早くも販売スタートしてますのでぜひこのちょっと暑くなってきた季節にひんやりしにきてください。


一気に暑くなってきましたね。
とはいえまだ朝晩は少し冷える。寝るときは寝やすくていいですけどね。出かける時が何着たらいいのか少し悩むところです。

昨日は京都駅ビルにある美術館「えき」で開催されている「鴨居玲展」に行ってきました。

鴨居玲は生と死について愚直に向き合い、人間の暗い部分にこそ美が宿ると考えた作家で、そのモチーフには老兵や酔っ払い、ギャンブルなどしばしば取り上げられました。

僕も人間の二面性や苦しい中でもがいてる姿にこそ美しさがあると考えているのでこれは見に行かねばと思い早速行ってきた次第です。

中の作品に関しては全て撮影不可ですので残念ながらお見せできませんが、本当に素晴らしくて心を打たれました。ただ人によってはかなり好みが分かれるようで、妙齢のご夫婦は「怖い絵」としきりに呟きながら足早に会場をあとにされていました。

確かに見ていて気分が明るくなるような絵ではありません。
しかし人には光の面があるように闇の面があるわけで。光が濃いほど闇は濃くなるものです。ということはこれらの絵が暗ければ暗いほどにそこに描かれている人物はそれと同じくらい希望も宿しているのではないかと、僕にはそう感じ取れるんです。

つい画集とエッセイ本を購入してしまいました。

画集は説明するまでもありませんがエッセイに関しては僕は鴨居玲本人の血生臭い内面の吐露のようなものを期待していたのですが、内容は第三者目線からの鴨居玲の人生年表のようなもので少し残念でした。
しかし多くを語ってもらわずとも、その作品、そして57歳という年齢で自殺をしたという事実だけで、彼がいかに生と死、そして人間というものの本質に生真面目に向き合っていたのかという希望と葛藤が読み取れます。

たまたま今ドストエフスキーの「罪と罰」を読んでいて、ちょうど上巻を読み終わってこれから折り返しというところですが、人を人たらしめる本質はなんなのか。非常に興味深いテーマであり、きっと答えなど出ないのでしょうが、少なくとも自分のことくらいは自分が一番の理解者でいたいものです。

 

それでは本日も美味しいコーヒーと共にお待ちしております☕️