「価値ある問いとは何か」そして「問いを立てるためには」

記事の著者:龍平矢野
公開日:2026年8月29日
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こんにちは。矢野です。

今日もしとしと雨です。
雨の日というのは物思いに耽りたくなるものです。
なぜか時間の流れもゆっくりに感じる。
ということを疑問に思ったので調べてみたら、まず雨音によるリラックス効果で副交感神経が優位になって、低気圧によって体が休息モードに入る。さらに視覚的にも暗くなるため脳内のセロトニンが減り、活動がスローペースになるというちゃんとしたエビデンスがありました。
こういう日常的に何となくこういう傾向があるよなって思ってることって調べてみると意外とちゃんと根拠があったりして面白いんですよね。

で、昨日も話したことなんですが、大事なのってまず「雨の日は時間がゆっくりに感じるな」ということに気づくこと。そして「それはなぜなんだろう?」と疑問に思う癖をつけておくことだと思います。

今は答えを出すのは比較的簡単な時代です。今みたいに検索しちゃえば1秒で回答が得られます。
その一方で世の中の大半の疑問は解決されていっているので問題を見つけることが非常に難しくなっています。でも存在するんです。これで本当に問題なんて存在しないなら困ることはないのですが。

AIはあらゆる問いに瞬時に答えてくれますが、問い自体を立てることはできません。聞かないと答えてくれない。だから何を聞くか、聞けるか人であるかということがこれからの人間の勝ちになっていくと思います。というかもうなっています。

そこで今日は「価値ある問いとは何か」と「問いを立てるためには」という二つの話をしたいと思います。

まず「価値ある問いとは何か」ですか、これは端的にいうと「普遍的でありながら無自覚な問題」です。
簡単にいうとみんなが潜在的には感じてるんだけど、言語化はまだされていない問いと言えます。

例えば冒頭で僕があげた「雨の日は時間がゆっくりに感じるのなぜか」という問いはおそらくみんな一度や二度似たようなことを感じたことがあったはず。でもそこに疑問を持って調べてみた人はどれくらいいるでしょうか。

これは希少性の原理と似ています。多くの人が希少性と聞くと「ちょっとしかなくて貴重なもの」と連想するでしょう。でもこれでは少し言葉足らずです。本質的には「みんなが知っている(欲しいと思っている)けどちょっとしかないもの」です。これを希少性と呼びます。
そして希少性は知っている人の数が増えて、モノの数が少なくなるほどに増します。

アートなんかが分かりやすいです。例えばピカソのゲルニカ。誰もが価値があると思っています。あの価値の本質は「世界中みんなが知っている」のに「世界にたった一つしかない」です。
この両方を満たした時希少性があると言え、価値が増すんです。

なのでこれを人間に置き換えると、これからの時代の価値ある人というのはほとんどの問題が洗い出されてしまった世の中で、できるだけ多くの人に当てはまるが、まだ解決されていない問いを発見できる人といえます。これが希少な人間だと思います。

 

「価値ある問いとは何か」がわかったところで次に「問いを立てるには」どうすればいいのか。

これも既に少し触れましたが、日頃から問いを立てる習慣を身につけておくということ以外にはありません。そしてこれは一朝一夕に身につくものではない。
ここ最近で疑問に思ったことを思い出してみてください。いくつ思い出せますか?さらにそれが個人的なことではなく、日常の中では通り過ぎてしまうような普遍的なもので。

多くの人が何か問題があった時、些細なことでも、人間関係についてでも、人生についてでも構いません。ありとあらゆる問題に直面した時、すぐに検索する、AIに聞くことだと思います。
みんな正解がすぐ返ってくることに慣れてしまっているので、日頃から問題意識自体が希薄になっています。なんせ答えを得られることがわかっているんだから。

でも人生に関わる大事な問題ほどAIから答えは得られません。いや他者から答えは得られません。結局のところ自分で向き合うしかない。でもこれには訓練が必要です。
そして日頃から問いを立てその問いに向き合う訓練が必要です。

前置きが長くなりましたが、そうは言ってもじゃあどうやって訓練すればいいのか。
これは「アウトプットする」ということに尽きると思います。

習慣的にブログを書く、ポッドキャストを配信するなど手段は何でも構いません。でも毎週何曜日にひとつブログを書くなどルールを決めてそれを実行することです。

よくこう言うと書くことがないからできないという人がいます。
これがもう典型的な現代病にハマっている証拠です。
なぜ書くことができないと思うかというと日頃の生活の中で何物にも心を留めずに過ごしてしまっている証拠だからです。
でもだからこそ書くと決めるんです。
週に一回何かしら発信しないといけないと決まっていると、日頃の生活の中で何かネタはないかと些細なことに対する感度が確実に上がります。
だから今までなら気づけなかったことに段々と気づけるようになります。

だからぜひ一度始めてみてください。外に向けて発信するのがハードルが高いと感じる人は日記からでもいいかもしれません。

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