創作珈琲屋短編集『プロ』

Article author: 龍平矢野
Article published at: Jun 20, 2026
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こんにちは。矢野です。

今日は雨です。
と言うことで創作珈琲屋短編。

『プロ』

私は珈琲屋を経営している。

そう、珈琲のプロだ。

プロは自身のコンディションによってパフォーマンスをブラさない。

体調が良くても悪くても、好きな人にも嫌いな人にも同じクオリティでコーヒーを提供する。

祖父が危篤の時にも笑顔で店に立っていたし、パニック発作の時も気絶しかけながら珈琲を淹れていた。これがプロだ。

昨日はぐっすり眠れた。今日は体調がすこぶるいい。

集中してじっくりと珈琲を淹れる。

さあ、いただこう。

うん。

ちょっと苦い。

プロである前に人間だ。

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