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好きなことを仕事にするな2021.03.01
こんばんわ。矢野です。
さぁ今日から3月がスタートしましたね。年度末に差し掛かってきてお仕事が忙しくなってくる方も多いと思いますが、頑張りましょう。
今日は天気も良くて気温も20°近かったので結構たくさんの方が飲みにきてくださいました。相変わらず豆のご注文が多いので嬉しいのですが、豆のお客さんは滞在時間が短いので飲みにきてくださるお客さんがおられると会話が増えて楽しく、やはりどちらのお客さんも嬉しいですね。だから一番嬉しいのは1杯飲んで豆を買って帰っていただくことですね。笑
最近仕事がバタバタしていてやり漏れていることがあるのではないかとかなり心配になりながら過ごしているのですが、何事においても計画的にこなしていくということが非常に苦手でして、気づけば締め切りが！ということが多くて反省することばかりです。（そう言いながらもまたやってしまうという、、）
さて、今日のテーマは「好きなことを仕事にするな」。
理由は２つあって、
①好きなことを見つける
②好きなことでご飯を食べていく
まず僕自身もコーヒーの仕事をしていますので、多くの方から「コーヒー好きだったんですか」とか「好きなことで生きていっていて羨ましい」というニュアンスのことをよく言われます。その度にこのテーマについて考えるし、ほんとに難しいよなと思います。
結論から言うと僕はコーヒーが好きで始めたわけではないし、好きなことを仕事にするということをあまりお勧めしません。
理由は上記の2つの難しいポイントによるところなのですが、まず一つ目の好きなことを見つける。これが難しすぎる。
学生の頃からみんな死ぬほど聞かれますよねこれ。答えられない人多いと思うのですが、僕もまだ答えられません。自分が仕事にしたいほど好きなことに出会うってそう簡単なことじゃないし、自然と見つかっている人は本当に運がいいとしか言いようがないと思います。
ただ好きなことが見つからないたった一つの理由は超シンプルで単純に圧倒的な「体験不足」だと思います。やったことがないもの触れたことがないことが多すぎる。好きなことが見つからないと言っている人はほぼ間違いなくこれなので好きだから始めるとか興味があることを探すんじゃなくて、手当たり次第にご縁をいただいたことは手を出してみるということをおすすめします。
仕事に関してもそうで、僕も最初はボランティアの団体に所属して別にしたかったわけでもないのに１年間ボランティアに行きまくったという体験から視野が広がったり、人と出会ったり、自分が何に引っ掛かるのかがわかってきて気づいたら今の仕事につながっていました。
なので好きなことが見つからない。興味あるものがないという人は「興味が湧くものをやってみるのではなくて、とりあえずやってみてから興味が湧くか考える」という思考に変えることをお勧めします。
次にいざ好きなことが見つかったらそれを仕事にできれば最高だと思いがちですが、思い出してみて欲しいのは学生時代の部活。
小学生、または中学生から何かしらの部活を始めた方が多いと思いますが、例えばサッカー部なら部活に入る前はめちゃくちゃサッカーが好きで一日中サッカーがしていたとさえ思っていて、ワクワクして入部する。にも関わらず3ヶ月半年ぐらいすると、休みの日を超喜ぶようになりますよね。
サッカーが権利から義務に変わった瞬間、やるのが嫌になるわけです。
僕でいうと仕事にしているコーヒーですが、もちろん今となってはコーヒー大好きです。でも他の店にコーヒーを飲みにいっても気付けば値段から原価を計算したり、焙煎はどれくらいかな、豆はあの商社から仕入れているんだろうな、席数がこれくらいで単価がこれくらいだから月の売り上げはこれくらいかなといったことばかり考えてしまいます。なかなか純粋に趣味としてはもう楽しめません。
もちろんスポーツ選手や、職人などその道のプロで成功もしていてかつ純粋に大好きで楽しめている人もいるとは思いますが、こういった人たちはほんのひと握りで大多数の人が楽しめなくなると思います。
だから僕はあまり好きなことを仕事にするということを勧めません。というより好きなことを仕事にするということに拘らなくてもいいと思っている。
それよりかは自分の理想のライフスタイルや実現したい目標、人生像に照らし合わせて働き方や仕事を選んだ方が絞りやすいと思うし、見つかりやすいと思います。
僕もそうやって今の仕事を選んだし、今のところ後悔もしていません。
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